ソチ五輪では惜しくもメダルを逃したスキー女子ジャンプの高梨沙羅(17)。オフシーズンに入っても日体大への飛び級入学など、その注目度の高さはK点越え連発である。まさに、若きジャンプ女王の名にふさわしい活躍だ。
そんな高梨が4月2日、「生まれて初めて」イベントに出席。健康飲料のイベントだったが、ムービーカメラ88台、報道陣200人が駆けつける大盛況。フェンシングの太田雄貴とモデルの知花くららとの共演だったが、カメラが狙うのは高梨であることは言うまでもない。
現場に取材に行ったカメラマンの1人が言う。
「3人並んでの撮影の時間はあったのですが、こちらとしてはイベント中の高梨の自然な表情を撮りたい。でも、高梨の顔を正面から撮れないんです」
原因は初舞台の緊張というよりも、高梨の「生真面目」のせいだという。
「舞台下手で司会者が何かを話すと、高梨はその方向に体を向けてしまう。スチールのカメラマンたちは移動して、高梨の正面に回り込むと、今度は上手の知花が何やら話し始めると、高梨は逆方向を向いてしまう。おかげでみんな右往左往ですよ。後方のムービーの連中からは、『全く撮れなねぇよ』と文句も出たほどです。人の目を見て話すという高梨のマジメさが仇になってしまいました」(前出・カメラマン)
2年連続でW杯総合優勝を果たせたのも、高梨の勤勉さがあったればこそだ。
しかし、オフの時ぐらいは少しぐらい「不真面目」になって、女王の微笑みを見せてほしいところだった。