4月24日木~29日火の「平和島ほぼ女子戦」には男子選手が8人、女子選手が38人出場する。若林将、鈴木茂正、金田幸子らが大きな人気を集めそうだが、高配当一発、静岡の新人・土屋実沙希を狙いたい。
彼女は一昨年11月にデビューした第111期生。まだ実戦経験3期目のニューフェイスだが、4月9日に地元浜名湖で優勝戦に駒を進めた。実はデビュー3期以内の女子選手が優勝戦に進出したケースは非常に珍しく、過去23年間を振り返っても、寺田千恵、淺田千亜希、田口節子、三浦永理の4人しかいない。4人のその後の活躍を思うと、きっと土屋もこれから素質を開花させ、表舞台に躍り出てくるのだろう。
そして、こんな経験の浅い伏兵が好走すれば配当が安いわけはなく、4月5日浜名湖第8R、5コースから鮮やかに高橋淳美らをまくり差したレースは、断然人気の高橋が2着に粘って3連単1万6780円の高配当。さらに2月5日児島第8R、イン逃げを決めた樋口由加里を5コースから猛追撃。平高奈菜らを着外に沈めたレースは2万5300円の波乱を呼んだ。
土屋はスタートが平均コンマ14と速い。強攻一気にダッシュ水域からバック水面へ抜けると、今回の配当もタダではすまない。
なお、土屋の次走は5月10日~15日の「浜名湖一般戦」となっている。
ボートレース評論家・水上 周
◆アサヒ芸能4/22発売(5/1号)より