次に組一位だが、こちらは「前年との数字の差」にヒントが隠されている。
「日本がW杯に初出場した98年から開催前年と開催年の組一位の差を見ていくと、一定の規則性があります。98年だけ1等は3本あるのですが(97年の)06組⇒(98年は)59組、52組⇒99組、100組⇒77組と、全ての組一位の差が3になる。02年も29組⇒12組で、その差は3です」
この要領で06年と10年を見ると、24組⇒96組、32組⇒84組とその差が2に縮まり、14年と18年では、23組⇒92組、165組⇒096組と差は1だ。
「前年との数字の差が3・3・2・2・1・1と、1つずつ減る形で変化していますから、今年の差は0の番。つまり、昨年の1等の組番号『181』の組一位の『1』が今年も出現するとニラんでいます」
紅白歌合戦の法則+W杯の法則から、長利氏が推奨する組番号は「111組」「131組」「151組」「171組」「191組」の5つ。もし日本が予選敗退となれば「191」の1点で決まりだ。
続いて番号の万位を絞り込む。1等が1本になった02年以降は、5大会連続で偶数が出現している。
「この流れに逆らわず、今年も偶数の『10万』『12万』『14万』『16万』『18万』を推奨します。というのも、年末ジャンボがスタートした79年以降、開催国が優勝を飾ったのは98年のフランスのみ。実はその年だけ万位で奇数が出現しているんです。今年の開催国のカタールは世界ランキング50位ということで、優勝は厳しそうですからね。こちらも日本が予選で敗退した場合は『14万』(06年)⇒『16万』(14年)という流れから『18万』を狙ってみたいです」
日本が惜しくも予選突破を逃せば「191組18万」台が本命となる。
次は「年末ジャンボミニ」の攻略だ。
「組十位の『2』は自信があります(笑)。昨年の5大ジャンボミニでは組十位に『2』が1度も出現しませんでした。ところが、今年は全てで出ていますので、このまま“皆勤賞”を達成してくれると思います。そして組一位は『3』と『8』が有力です。年末ジャンボミニは13年にスタートして以来、これまで34回抽選が行われましたが、組一位で最も多く出現しているのが3と8なんです(ともに6回)。1度しか出ていない4や7と比べたら、その差は6倍。したがって組番号は『23』と『28』を推奨します」
番号の万位は、今年すでに行われた4つのジャンボミニのデータがカギを握っている。
「バレンタインからハロウィンまで、その年のジャンボミニの出現回数1位と2位の数字が年末で出現する傾向があります。今年の1位は『4』、2位は『2』なので『14万』と『12万』が狙い目です」
過去「日本シリーズV球団の法則」でも年末ジャンボの「18万台」を的中させている長利氏。2000万分の1という難攻不落の年末ジャンボだからこそ、参考にしてみてはいかがだろうか。