日本代表が優勝候補ドイツ代表に勝った11月23日深夜(日本時間)、米ニューヨーク外国為替市場が動いた。1ドル140円台で推移していた為替市場が、ドイツ戦終了後、日付が変わると130円台にまで急騰。その後も円高ドル安が進み、日本市場でも11月24日11時現在で、1ドル138円台まで回復している。
専門家の見立てによれば、米国内の失業保健申請数の増加や、米長期金利の低下によるドル安が原因とのことだが、このまま日本代表がコスタリカとスペインも撃破すれば、新型コロナ以降、意気消沈していた日本国内が活気づき、大きな経済効果が期待できるだろう。経済部記者が言う。
「日本代表のオフィシャルスポンサー企業が、24日の東証で株価を上げています。特にみずほHP、日本航空もキリンが堅調で、24日11時現在、東証の平均株価は338円高となりました。放送事業、IT関連などW杯関連株も値を上げており、サッカー日本代表が円高、原油高、増税の三重苦の日本を救うかもしれません」
日本へのW杯経済波及効果の試算発表が楽しみだが、次のコスタリカ戦は日曜日。ビールやハイボールを飲みながら応援しようと、久しぶりに財布のヒモが緩みそうだ。