最近よく耳にするのがスマホ(スマートフォン)症候群。スマホは今や片時も手放せないツールだが、長時間使用が恐ろしい症状を引き起こすことがある。だが、簡単で効果的な予防法もあるという。
4月17日に内閣府が発表した消費動向調査では、スマホの世帯普及率は54.7%だったという。また、高校生に至っては84%の普及率(総務省2013年調べ)だった。それに比例して急増しているのが、スマホを長時間使用することによって起こる「スマホ症候群」と呼ばれる現代病だ。
スマホを長時間利用することにより引き起こされる眼精疲労やドライアイ、肩こりなどの諸症状を言うのだが、もっと怖い症状を引き起こすことも。
「スマホを長時間使用して下を見ていると、首が前傾し、首を曲げないでいる時にできている自然な頚椎のカーブが失われてしまう。すると頭への血流が悪くなり、ひどい頭痛に悩まされたり、首にある自律神経を圧迫して自律神経を乱す場合もあります」(佐藤玄徳クリニック・佐藤玄徳院長)
そして起こるのが抑うつ状態やパニック障害なのだ。ひとたび頚椎のカーブが失われてしまえば、効果的な治療法や薬もないという。
「長時間のスマホの使用を控えるのが一番ですが、効果的な予防は姿勢を正すことと運動です。背伸びをしたり、首の運動をすることです」(佐藤玄徳院長)
これだけでスマホ症候群の予防ばかりか、血流がよくなることで健康にもなれる!?