「どうやったらうまくやれますかね」
持ち前の明るさと笑顔をプロスポーツの取材現場で振りまき、男性メディア関係者を「骨抜き」にしているのは、20代の女子アナ、葵(仮名)である。学生時代はサッカーチームのマスコットガールズを務め、キレッキレのダンスを披露していた。
「スポーツ選手との距離感をつかむのが、いちばん難しいですね。近づきすぎて『俺に気があるのかな』と勘違いされても困りますしね。一歩間違えれば即クビになりますよ」
そう話すように、警戒心を持って取材に励んでいる。
だが周囲は「何年かしたら、選手の妻になってそう」と噂を立てる。過去にスポーツ選手と結婚したメディア関係者との「簡単な共通項」があるというのだ。
「プロ野球選手はナイター後だと、夜11時ぐらいから食事に出かけたり、飲み会を開くことが多い。平日の朝から夕方まで働くOLは、なかなか参加が厳しいです。その場に駆けつけられる女子は、けっこう限られる。突然、宴が開かれることが多いので、呼ばれたらすぐ行くのも大事な素養のひとつです。ある遠征先でのこと。午前様になってから始まった3次会に『葵を呼んでみるか』と言い出したチーム関係者が試しに連絡してみると、10分後には席にいた(笑)。あまりの早業に『選手から声がかかったらすぐ来るヤツ』と、さっそく認定されています」
葵が主に取材するプロスポーツチームには将来、海外で活躍しそうな選手も在籍する。今後の動向に注目したい。