昨シーズンオフの現役ドラフトで巨人に移籍した、オコエ瑠偉。今シーズンは1番打者に定着し、4月26日の阪神戦では甲子園初安打を含むマルチヒットで打点も挙げるなど、チームに欠かせない戦力になっている。
関東一高時代から甲子園の申し子として注目されたオコエだが、楽天時代から素行に問題を抱えていた。
「突然、練習をしばらく休み、ある日、球場に姿を表したので、周りが『大丈夫か』と心配したのに、オコエは『大丈夫ですよ、病み時期に入ってただけですから』とあっけらかん。その場にいた全球団関係者がズッコケた。これが現役ドラフトで放出される決め手になった」(球界関係者)
巨人に移籍したのも束の間、今年1月には「週刊新潮」が、オコエが昨年12月に都内の飲食店で住吉会系暴力団の男性との宴席に参加した際、持っていたバットで打撃の構えをするなどした写真を掲載し、大問題になった。
「4月26日、この組員が警視庁に傷害容疑で逮捕された。オコエは宴席での暴力事件発生30分前に退席しており、直接トラブルには巻き込まれなかったわけですが、男性とは2度も対面している。反社会的勢力の人物だと分かっていながら、コンプライアンス順守の今、認識が甘いとしか言いようがない行動だった」(スポーツ紙デスク)
逮捕を受けて球団は「反社会的勢力との交際、交友には当たらないと判断しました。居合わせた人物の属性を選手自ら確認するのは容易ではありませんが、引き続き注意を促す」とコメントを発表した。
次に類似した行動が発覚すれば、今度こそ一発アウトになる。ただ、楽天時代から親しい関係者には「東京ライフは楽しめますよ~」と呑気なことを漏らしているだけに、本当に反省しているのかは怪しい。