社会

能登地方「震度6強」が誘発する次の天変地異「富士山大爆発」という最悪のシナリオ

 ゴールデンウィーク中に発生した石川県能登地方を震源とする震度6強の地震は、5月9日時点でも余震が続き、能登半島北端の珠洲市で震度4を観測している。

 この地域では2020末から群発地震が続き、21年9月に震度5弱、昨年6月にも震度6弱と、強い揺れが起きた。今回、地震調査委員会は地下水などの流体がこの地域の地震活動全体を活発化させたと判断しつつも、直接的な関係については「わからない」としている。地層学の研究者が言う。

「微視的には流体が関係している可能性はありますが、巨視的には太平洋プレートの圧力が高まり、この辺りの北米プレートを押しているのも事実。そうした中で起こった直下型大地震と言えます」

 そして専門家の間でよく言われるのが、西日本で発生した直下型地震が南海トラフ巨大地震の「前兆」になることだ。例えば1944、46年の昭和東南海地震・南海地震の直前に発生した、43年9月の鳥取地震(最大震度6)がそれにあたる。

「さらに最悪のシナリオは、富士山の噴火です。南海トラフで発生するような巨大地震では、地盤への強烈な圧力によりマグマ活動が活発になる。最も新しい富士山の噴火(宝永噴火=1707年)の7週前には、南海トラフ全域で、日本最大級と言われる宝永地震が発生していますからね」(前出・地層学の研究者)

 能登半島の地震は、日本列島壊滅の序章なのかもしれない。

(蓮見茂)

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