巨人の菅野智之投手が、6月11日のソフトバンク戦の先発でようやく1軍復帰を果たすという。
戸郷翔征とのWエースとして期待されていた菅野は、3月の日本ハムとのオープン戦で左肘の痛みを訴え緊急降板。そのまま2軍生活を送っていた。
スポーツライターが語る。
「5月になってから、春季キャンプ中に寝違えて調子がおかしくなったことを明かしていましたが、原監督の怒りは頂点に達している。記者に菅野の具合を聞いても『逆に聞いてきてよ』と返ってくるは、先日も『有給はもう終わったでしょ』ですからね。ここまで調整期間を与えた上に復帰戦で不甲斐ない姿を見せようものなら、即2軍落ちもありうるでしょう」
そんな中、ひょっとすると菅野以上にソワソワしていると思われるのが、小林誠司捕手である。
「小林は1軍ベンチには入り続けているものの、今季は正捕手の座を完全に大城卓三に奪われてしまった。もともと打撃面でベンチの信用がないことから起用が減り続けていたわけですが、そんな中で唯一、気が知れた菅野が先発の際は先発マスクを任されていた。菅野の不在で出場機会が余計に無くなっていた小林にとって、ようやく待ち望んだ日がやってくるわけです」
小林は今季、4年契約の最終年。菅野とバッテリーを組み存在感を見せられるのか、これが巨人に生き残る最後のチャンスかもしれない。