「週刊文春」に2週にわたって女性スキャンダルを報じられた西武の大砲・渡部健人。ところが7月2日に左内転筋を損傷し、1軍出場選手登録を外れてしまった。
前日のソフトバンク戦での走塁時に痛めたようで、無念のリタイア。松井稼頭央監督は「チームにとっても痛い」と、パ・リーグ最下位に落ちている現状で、さらに戦力ダウンすることに頭を抱えている。
一方で、世間に渡部の名前が知られるようになったのは、あのスキャンダル報道だろう。渡部は2020年のドラフト1位で西武に入団した、未来の主砲候補。なのに他球団は、こぞって獲得から手を引いていたのだった。いったいなぜなのか、その理由をパ・リーグ球団幹部が声を潜めて明かす。
「素行調査をしたところ、許容できないレベルで性に奔放であることが分かった。コンプライアンス順守の今の時代、もしものことがあれば、球団のイメージが地に落ちる要因になりうる選手は、いくら戦力として魅力的でも、排除しないといけない。それを承知で西武は獲得したのだから『よくやるよね』なんて話が、当時のスカウトの間で出ていたもんだよ」
前半戦の復帰は絶望的だが、お騒がせとケガ離脱のお返しはバットでどうにかするしかない。