いよいよ来週に迫った「マイナビオールスターゲーム2023」。7月19日にバンテリンドーム(名古屋)で第1戦、翌20日にマツダスタジアム(広島)で第2戦が開催される予定だ。
14日放送の「す・またん!」(読売テレビ)では、12年にオールスターに初出場を果たした阪神OBの能見篤史氏が出演。オールスターで得たものについて語っていた。
12年のオールスターでは2イニングをパーフェクトに抑え、敢闘選手賞で賞金100万円をゲットした能見氏。その100万円は「たぶん振込だったと思う」と明かし、賞金以外で得たものを問われると、
「(普段は)他球団の選手と話す機会がなくて、僕より年上の先輩方が結構いたが、僕が思っているよりも(他球団の)選手に認められている自分がいた。自分の評価が新鮮すぎて、『こうやって見られてるんだ』と思って、それが結構自信になった」
と説明。実際、その年の能見氏の成績はオールスター前が5勝7敗、オールスター後が5勝3敗と良くなっており、効果は抜群だったようだ。
さらに、オールスターではよく球種の握り方を教えてもらったという話を聞くが、簡単に教えてもらえるものなのか? と聞かれ能見氏は、
「前田健太投手が出ていたので、スライダーの握りを教えてもらったんですけど…。わからなかった。投げられなかった」
と笑っていた。
今年のオールスターのメンバーには阪神から村上頌樹、大竹耕太郎、岩崎優の3投手が名を連ねている。初出場の村上、大竹両投手には何かを得てほしいものだ。
(鈴木十朗)