さんまは04年、ブレイク直前でまだ10代だった上戸彩(37)の名前を挙げて「5年後の上戸彩」と紹介するなど、先を見据えた選出でも嗅覚を発揮してきた。19年に不倫騒動以前で知名度が低かった唐田えりか(25)を選べば、13年にはFUNKY MONKEY BABY’Sの楽曲「ありがとう」のMVで共演した恒松祐里(24)を選出。彼女はその後、Netflix映画「全裸監督シーズン2」(21年)でヒロインを射止めている。
「女子アナでも、06年にNHK松山放送局時代の鈴木奈穂子アナ(41)をランクインさせ、一気に知名度が全国区となりました。東京アナウンス室に配属された後は、看板アナの登竜門と言われる『おはよう日本』に抜擢。11年にも『ラブメイト10』に入ったが、さんま自身は同一人物だと気づいておらず、逆に審美眼の高さを証明する形になった」(芸能記者)
先見の明だけではなく、“救済措置”も見られ、最新版では「鳥羽シェフと噂の女優」と紹介。98年にドラマ「世界で一番パパが好き」(フジ系)にて親子役で共演した広末涼子(43)にエールを送る場面もあった。
「16年にゲス不倫スキャンダルで謹慎していたベッキー(39)を選出。『電話してきて』とラブコールを送ると、本人から生放送中に電話がかかってきた。さんまさんは誰もいじれなかった騒動を引き合いに、テンポのいい掛け合いで笑いを誘い、改めてベッキーのすごさを伝えたことがあったんです」(民放局テレビマン)
一方、AV女優のランクインも「ラブメイト10」の“お約束”だが、11年に選んだ優希まこと(33)とは、実際に酒池肉林に発展していく。
「番組で紹介したことが縁で知り合うと、13年にフライデーで自宅お泊まり密会が報じられました。この件を東京スポーツに直撃された優希は、男女の関係を認め、『すぐ勃って元気でした』などと赤裸々に暴露したのです」(芸能記者)
さんま自身はハニートラップだと訝しがるが、これも審美眼のなせる業か。尾谷氏は歴代のランキングを見て、こう分析する。
「好きな女性のタイプは一貫性がなく、その都度、野生の勘で選んでいます。ただ、いち早く売れる美女を見抜く能力は一流のスカウトマン級。見習わなければいけないし、さんまさんにアサ芸の別冊の編集長を任せれば、グラビアが充実して爆売れも間違いなさそうです」
古希も近いというのに、飽くなき美女探訪こそが元気と若さの秘訣のようだ。