昨シーズン38年ぶりの日本一になった阪神タイガースにおいて、若手野手で貢献度が高かった1人が、今シーズンがプロ2年目となる森下翔太だろう。
1月25日には大阪天満宮で行われた「初天神梅花祭」に参加。他の若手選手とおよそ1200人の観客を前に、声援に応えていた。
ルーキーイヤーは94試合に出場して打率2割3分7厘、10本塁打、41打点。日本シリーズでは3試合連続打点を挙げ、特に第5戦はオリックスの中継ぎエース・宇田川優希から逆転の2点三塁打を放って、劇的勝利に貢献。新人らしからぬ勝負強さを発揮した。
プロ1年目から戦力になること自体すごいが、さらにチームも日本一となれば、向かうところ敵なし。普段から意気揚々と試合に出ていたというが、心配な面もあった。在阪スポーツメディア関係者が言う。
「森下はシーズン中に2度、ファーム調整を命じられて、1軍を離れていました。ところが2軍では裏方などサポートスタッフに偉そうな言動を繰り返し、大ヒンシュクを買っていたのです。人気球団のドラフト1位で活躍すれば周りがチヤホヤしまくるのはわかるのですが…。勘違いしてそのまま終わっていった選手は、過去にゴマンといますからね」(球団OB)
心配が杞憂に終わればいいが。