阪神・岡田彰布監督に、打撃フォームでいきなりツッコミをくらっていた森下翔太外野手。
2月1日から沖縄・宜野座で始まった阪神の春季キャンプ。岡田監督は森下のバッティング練習を見て「なんか変な打ち方しとったな。バッティングコーチに言っといたわ。あれじゃ打てへんのちゃうかって」とバッサリ。さらに、1カ月間行われるキャンプでバットを「3本」しか持ってきていなかったことも判明し、岡田監督を呆れさせているのだ。
森下は昨季、94試合に出場して打率2割3分7厘、10本塁打、41打点を記録。2年目を迎える今季はレギュラーとして定着できるかに注目が集まっているが、春季キャンプのっけからダメ出しを受けた格好だ。スポーツライターが語る。
「森下は今季、コンタクト率を上げることを目標にグリップエンドが細い『ピート・ローズ型』のバットを作成し、シーズンで使う候補としてキャンプに臨んでいます。加えて、やはり好不調の波をなくすためにと、『回施打法』に取り組んでいる。まだ始まったばかりなので岡田監督ももう少し様子見するようですが、森下がコーチの意見をどこまで聞き入れるつもりがあるか。メンタルオバケといわれているだけに、周囲の声など気にせず突き進まなければいいのですが…」
打撃改造について森下は「最初から上手くいくとは思っていない」とし、「ブレてしまったら自主トレでやった意味がないので」と強気の姿勢を崩していないが、頭でっかちになり過ぎないことを祈るばかり。
(ケン高田)