社会

バチカン・ローマ教皇庁「UFOと超常現象」記者会見では出されなかった「宇宙人の内部情報」膨大データ

 バチカンのローマ教皇庁が5月17日に開いた記者会見は、まさに驚きの内容だった。なんと、これまで検証してきた宇宙人や聖母マリアの顕現、超常現象についての信仰教義に関する新規定を発表する、というものだったからだ。YouTubeチャンネル「バチカン・ニュース」では、全世界に向けてライブ配信された。

 確かにローマ教皇庁は超常現象に対する新規定を発表したものの、それは近年のSNSによる、超常現象とされる報告急増を受けて、

「超常現象が詐欺やカネ儲けに使われることが多発しているため、きちんと確認し、事象を慎重に評価する必要があることを推奨する」

 というものであり、具体的な宇宙人の存在に言及することはなかったのである。ローマ教皇庁からの事前リリースにによって、「ついにバチカンが内部情報を出すのでは」と、世界中のメディアが色めき立っていたのだが…。

 というのも、バチカンが聖母マリアの顕現とキリスト教にまつわる超常現象に関し、公式に声明を発表したのは46年前、つまり1978年のことだからだ。

 以降、聖母の顕現が疑われる事例については「協会の責任において調査中」としてきた。2001年、教皇ヨハネ・パウロ2世のもとでも、それは変わらなかった。超常現象研究家が言う。

「ただ、世界各地で報告される顕現に関しては当然のことながら、神経を尖らせてきました。バチカンが持っているデータ量は膨大です。もしそれが明かされれば、かなり信憑性の高い画期的発表になるとして、全世界が注目していたというわけなんです」

 今回の発表は、現在のバチカンが超自然現象をどう考え、対処するかについて、その手順を示すに留まった。拍子抜けする内容だった印象は拭えない。

 時同じくして、そんなバチカンが知るUFO情報を題材にしたドキュメンタリー映画「ゴッドVSエイリアンズ」が公開に先立ち、カンヌ国際映画祭で上映された。

「米英政府とともにUFOの秘密を守り抜いてきたバチカンの役割を分析、我々とは違う次元や領域からの生命体に、どのように対処したらいいのかを描いた作品です。バチカンは数十年にわたって、UFOを研究してきました。彼らは未知の存在との接触に対処するため、バチカン内に枢機卿を設けているといわれます。まさかバチカンがこの映画をPRするため、記者会見を開くとメディアを煽った…とは考えづらいものの、このタイミングにはなんらかの意図を感じずにはいられません」(前出・超常現象研究家)

 このドキュメンタリー映画が、UFOと超常現象ファンの関心を引きつけることは間違いないだろうが…。

(ジョン・ドゥ)

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