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夏のリーディング争いとは真逆!GⅢ・中京記念「まれに見る大混戦」の狙いどころはコレ

 6月29日にスタートした2回福島開催、3回小倉開催は、今週が最終週となる。7月14日時点で、2回福島の騎手成績1位は11勝を挙げている戸崎圭太で、2位の菅原明良が9勝で続いている。戸崎がこのまま首位を確保すれば4年連続7回目、菅原が逆転すれば初の夏の福島リーディングとなる。ちなみにこの土・日の騎乗数は戸崎が22鞍で、菅原が17鞍だ。

2着が戸崎11回、菅原5回なので、菅原が逆転するためには、戸崎よりも3勝多くする必要がある。騎乗馬を見比べると、かなり難しそうで、戸崎有利は動かないだろう。

 3回小倉の方は、松山弘平が11勝を挙げて、2位に6勝差をつけて独走中。よほどのことがない限り、2年ぶり4回目の夏の小倉リーディングとなるだろう。その中には、ピューロマジックで勝利した北九州記念(GⅢ)もあり、中身は濃い。日曜日の中京記念(GⅢ、芝1800メートル)を勝って、有終の美を飾りたいところだ。

 中京記念で騎乗するロングランは、2走前の小倉大賞典で2着しているだけに、チャンスはあるだろう。早めに小倉入りして、芝コース(不良)で追い切りも済ませている。5F72秒9-13秒4の馬なりと時計は速くないが、馬場が悪い上に外を回ってきたので、これで十分だ。松山がこの馬に騎乗するのは初めてだが、馬場や展開を問わず終い確実に脚を伸ばすので、楽しみだ。

 ただ、簡単にはいかないだろう。なにしろ、今年は人気が割れ、大混戦模様だからだ。14頭の出走馬のほとんどに印が付いており、どの馬が勝ってもおかしくない一戦。実績からは小倉大賞典を勝ったエピファニーや、昨年の毎日王冠を勝ったエルトンバローズだろうが、前評判では2連勝中の上がり馬セオなどもかなり人気となっている。小倉3戦3勝の二ホンピロキーフも怖い存在だ。小倉で行われた2021年、2022年の2着馬カテドラルも、穴党には見逃せない。

 大穴ならスピード勝負で連覇を狙うセルバーグ。中京マイルで行われた昨年の当レースで逃げ切って重賞初勝利を果たし、3走前の小倉大賞典でも逃げて、0秒3差の3着に入っている。持ち味を最大限に生かせる小回りの平坦なら、昨年の再現があっても不思議ではない。

(兜志郎/競馬ライター)

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