梅雨が明けて台風3号、4号が連続して発生し、いよいよ本格的な夏と台風シーズンが到来する。夏休みに沖縄旅行を計画する人は多いと思うが、旅行中に台風が接近または直撃した場合、どのように過ごすべきなのか。注意点を挙げていこう。
まず、台風が接近または直撃した場合、レンタカーでの外出は避けるのが賢明だ。沖縄の台風は勢力が強く、車が横転するほどの強風が吹くこともあり、激しい雨が降れば視界が見えなくなる。慣れていない旅行者の場合、立ち往生してしまい、事故につながることもあるので注意が必要だ。
さらに台風が接近すると、従業員が出勤できず、飲食店が休業するケースが多くなる。食事ができなくなる場合に備えて、スーパーの休業情報や営業時間をチェックして、事前に食料を買い出ししておくといいだろう。
台風の影響で、停電が発生することもある。昨年8月の台風6号では、沖縄県内で3万5870戸が停電した。ホテルで停電が起こると、エアコンが使えなくなることもある。冷凍庫の中にはなるべくものを入れないようにし、暑さ対策として冷感グッズを準備したり、バスタブがあれば水をためておくのもいい。
台風情報を確認したり、家族や友人に無事を知らせたりするために、スマホの充電は欠かせない。モバイルバッテリーを用意しておくと安心だ。
夜間はなるべく外出を控えるべきだが、那覇市や沖縄市であれば、地元の居酒屋が営業している可能性がある。雨風が極端にひどくなかったり、警報が出ていなければ、徒歩圏内の外出なら問題ないだろう。台風通過中の沖縄では、とにかく情報収集が重要となる。ホテルのスタッフや地元の人から停電や断水の情報を常にチェックし、無理のない範囲で旅行を楽しんでいただきたい。
(旅羽翼)