政治

駐日イスラエル大使を原爆式典から「排除」した長崎市長の「不思議な海外経歴」

 長崎市が8月9日の長崎原爆の日の平和祈念式典に駐日イスラエル大使を招待しなかった問題で、「排除」を決めた鈴木史朗市長の経歴が、にわかにクローズアップされている。というのも、役人時代に英米の3大学の修士号を取得しているからだ。

 鈴木氏は1991年3月に東京大学法学部を卒業後、運輸省(現・国土交通省)に入省し、役人生活をスタートさせた。鈴木氏のプロフィールを見ると、1998年にロンドン大学LSE(スクール・オブ・エコノミクス)を修了した(国際政治経済学修士)。

 国土交通省に戻った後、2007年に米ジョージ・ワシントン大学ロースクールを修了(国際法修士)。2008年に同じくアメリカのタフツ大学フレッチャースクールを修了した(国際関係修士)。

 ある中央省庁の中堅官僚が言うには、

「イギリスでは1年間で修士号を取得できるが、アメリカでは2年かかる。2年続けて名門大学の修士号をどうやって取得できたのか。そもそも外務省ですら、海外留学は英米なら2年間、中国語やロシア語、アラビア語だと3年。国交省で3年も留学できたのは、特殊なケースではないか」

 その上で、こんな疑問を口にした。

「何のために国際政治を学んできたのか。『政治的な理由で招待していないわけではなく、平穏かつ厳粛な雰囲気のもとで式典を円滑に実施したいという理由だ』と言っても、イスラエル大使を呼ばないと、米英の大使も欠席することはわかるはず。3つの大学から何を教わってきたのか」

 さらに、林芳正官房長官の「長崎市主催の行事であり、政府としてコメントする立場にない」との対応にも「まるで他人事」と首をかしげるのだった。

(喜多長夫/政治ジャーナリスト)

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