2026年にアメリカ、カナダ、メキシコで開催されるサッカー北中米ワールドカップへの出場権をかけ、日本代表はアジア最終予選を戦っている。
10月11日にアウェーで行なわれたサウジアラビア戦を2-0で勝利した日本は最終予選3連勝、と好調を維持。これまで4度のワールドカップに出場した日本代表DF長友佑都が「歴代最強」と太鼓判を押す現在の代表チームだが、本大会に向けた盛り上がりに水を差しているのが、アウェー戦における「地上波中継の消滅」だ。代表戦の中継について、スポーツライターが語る。
「今回のアジア最終予選では、テレビ朝日系列がホームの試合を中継しているものの、敵地での試合は地上波放送ナシ。今回のサウジ戦に加え、11月のインドネシア戦と中国戦もアウェーのため、日本国内の視聴環境ではDAZNのみの中継となっています」
放送権の高騰により、地上波の各局が手を出せなくなってしまったようだが、DAZNでの生中継内でスタジオゲストの元代表・内田篤人氏から「驚きの提言」が。
サウジ戦のハーフタイム中、野村明弘アナが「どうして今日の試合を地上波で見られないのか」という記事を紹介したところ、内田氏はこう言ったのである。
「無料とかどうですか、DAZNさん」
なんとDAZNの番組内でDAZNに無料放送を求めるという、前代未聞の提言となったのである。同じくゲストの玉井詩織は「確かに。もっとたくさんの人が見やすくなる」と、代表戦の無料放送に賛同している。
はたして「神提言」は受け入れられるか。
(川瀬大輔)