いよいよ方針転換による「原点回帰」が始まった。一時期の勢いが影を潜めている篠原涼子が出直しを図ってもがいているのだ。
例えば昨年11月23日のバラエティー番組「日本一のものまね王者が今夜決定!ものまね王座決定戦 年に一度の鉄板ネタガチンコバトル」(フジテレビ系)を見て、オヤッと思った視聴者は多数いたのではないか。
この番組のメインMCは今田耕司。篠原は27年ぶりにタッグを組んだのである。「恋しさと せつなさと 心強さと」の売り上げが200万枚を超える大ヒット曲となって大ブレイクする前の1991年からブレイク後の1997年まで、ダウンタウンの冠番組「ダウンタウンのごっつええ感じ」にレギュラー出演した。今田とはこの番組以来の共演だ。「ごっつ」は篠原の原点とも言える番組であり、
「あれでかなり鍛えられましたね。この経験が、女優に転身しても生かされたでしょうが、すっかり売れっ子になってからは、バラエティー番組には見向きもしなくなっていた」(テレビ局関係者)
ところが「ものまね王座決定戦」のスペシャルMCに続き、12月12日には東野幸治、Snow Man渡辺翔太がMCのバラエティー番組「この世界は1ダフル」(フジテレビ系)にも篠原が登場したのだ。ちなみに東野とも「ごっつ」で共演している。ベテラン芸能記者が言う。
「篠原の事務所は芸能界で力を持っており、思うがままにブッキングするこはできます。なのに一転して、遠ざけていたバラエティー番組に出始めた。背景にはやはり市村正親と離婚する際、複数の男性との不倫が原因だと報じられたこと、2人の子供の親権を市村が持つことによるイメージダウンがあります。長男は俳優の市村優汰ですが、昨年11月、外国人女性の胸を触ったとして通報され、警察から事情聴取を受けたと報じられてしまった。篠原自身、バラエティー番組でイメージを回復し、女優業での再浮上につなげたいところでしょう」
バラエティー番組作戦は奏功するか。
(高木光一)