政治

“20世紀最大のタブー”トランプが暴露する「ケネディ暗殺」年目の真犯人(2)伊マフィアが関与した!?

 残り数%の文書にいったい何が記されているのか。そこにすべて集約された感もあるが、ここでケネディ大統領暗殺に関して人々が抱いてきた疑念とその経緯を一度整理してみよう。

 現時点での「公式」な結論としては前述したオズワルドの単独犯行ということになる。しかし、そこへの疑義は事件当時から噴出していた。まず単独犯・オズワルドが事件の2日後、ダラス警察での移動中、ナイトクラブ経営者・ジャック・ルビーに射殺されてしまったことだ。

 大統領暗殺犯が事件直後に暗殺される‥‥これほどセンセーショナルかつ疑念が沸く出来事はないだろう。しかも、その後の調べでルビーはマフィア関係者などとの黒い交遊があり、疑念はいっそう色濃くなっていく。ダメ押しに、ルビー自身が事件の4年後、55歳の若さで「病死」してしまう。オズワルド単独犯説を否定したい、陰謀論者たちがその念を強くしたのは当然であろう。

「ウォーレン委員会の結論に納得いかない人たちの中には、ケネディ大統領暗殺の背後にイタリア系マフィアがいたと考える人たちもいて、それが〝真犯人=マフィア説〟を作り出しているのです」(山田氏)

 しかし、マフィア説を裏付けする材料はなく、山田氏が言うように、一説にすぎない。ただ、ケネディ大統領就任後、マフィアへの締めつけ・取締りが格段にきつくなったのは事実で、マフィア側が恨み骨髄になったとしてもおかしくはあるまい。この黒幕として、イタリア系マフィアの大物だったサム・ジアンカーナの名が挙がったことも、このマフィア説にある種の説得力を加えた。

 いまひとつ、暗殺事件とのつながりにおいて、意外な大物の名前も挙がった。

「マリリン・モンローの死(暗殺前年に死去)と事件を結びつける向きも一部にありました。その人たちによれば、ケネディはもちろん、後に暗殺された弟ロバートもモンローと関係が深かった。何か関連性があるのでは? ということになったのでしょうか」(山田氏)

 確かにモンローとケネディが親密な関係にあったことはゴシップ的に語られていたし、モンローの死にまつわる薬物関連の疑いも出てはいる。薬物→マフィア→そこに大統領と大物女優のスキャンダルとくれば、陰謀論者でなくても、キナ臭さを感じずにはいられないのも不思議ではないのだが‥‥。

カテゴリー: 政治   タグ: , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    なぜここまで差がついた!? V6・井ノ原快彦がTOKIO・国分太一に下剋上!

    33788

    昨年末のスポーツニュース番組「すぽると!」(フジテレビ系)降板に続いて、朝の情報番組「いっぷく!」(TBS系)も打ち切り決定となったTOKIOの国分太一。今月30日からは同枠で「白熱ライブ ビビット」の総合司会を務めることになり、心機一転再…

    カテゴリー: 芸能|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<寒暖差アレルギー>花粉症との違いは?自律神経の乱れが原因

    332686

    風邪でもないのに、くしゃみ、鼻水が出る‥‥それは花粉症ではなく「寒暖差アレルギー」かもしれない。これは約7度以上の気温差が刺激となって引き起こされるアレルギー症状。「アレルギー」の名は付くが、花粉やハウスダスト、食品など特定のアレルゲンが引…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<花粉症>効果が出るのは1~2週間後 早めにステロイド点鼻薬を!

    332096

    花粉の季節が近づいてきた。今年のスギ・ヒノキ花粉の飛散量は全国的に要注意レベルとなることが予測されている。「花粉症」は、花粉の飛散が本格的に始まる前に対策を打ち、症状の緩和に努めることがポイントだ。というのも、薬の効果が出始めるまでには一定…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
【2世芸能人ウォッチング】「親の威光」だけでは生きられない「ちょっとどうなのか」な面々
2
オイオイどの口が言うのか!聞いてアキレる三浦瑠麗の「フジテレビ報道への提言」
3
フジテレビ「ぽかぽか」ありがたみのないゲストの顔ぶれはなんとかならないものか
4
【春巡業】因縁の相手を指名して叩きのめした横綱・豊昇龍の「悔しい報復」
5
現役ブラジル代表レオナルドはなぜ鹿島に入団したのか…本人に理由を聞くと「オファーした大物」の名前が!