球団親会社の「渋チン」がかねてより指摘されている中日ドラゴンズに、日本ハムの新庄剛志監督が異例の直言をブチかました。
それは中日VS日本ハムの練習試合が行われた2月18日、試合終盤に事件は起こった。
「8回二死、レフトを守っていた中日の樋口正修が、打者マルティネスの打球を追って背走しました。捕球を試みたものの失敗した上、フェンスに顔から激突。自ら起き上がることができず、担架で運ばれていきました」(テレビ局スポーツ番組スタッフ)
すぐさまトレーナーが駆け付け、井上一樹監督もわざわざ外野に行って状態を確認したが、試合後に猛然と苦言を呈したのは敵将だった。
外野手出身らしく、試合前には球場の外野フェンスラバーを確認。危険を察知したため、守備時には深めに守らせていたと明かした。その上で、次のように言ってのけたのである。
「あのラバーは間違いなく、替えないといけない。中日はお金を出して直さないと今後、選手たちの寿命を短くしてしまう。日本ハムなら、僕がお金を出して替えさせる」
これを聞いた中日OBは怒りをあらわにして言った。
「新庄監督に指摘されて、球団フロントは恥ずかしくないのか。親会社の新聞事業が不振を理由に球団にお金をかけられないと、言い訳を繰り返しているが、要はケチっているだけ。どんどん『外圧』で変えないと」
どこかのテレビ局と、まるで一緒である。