NHK連続テレビ小説「おむすび」が瀕死状態に陥っている。第19週(2月10日~14日)の週平均視聴率は12.4%(世帯平均・関東地区、以下同)で、ここまでの全回平均視聴率は13.4%。これまでの朝ドラ最低視聴率だった「ウェルかめ」(2009年度後期)の13.5%をとうとう下回ってしまった。
「第20週の初回である2月17日の第96回は11.6%と、さらに視聴率は下降しました。脚本も演出も雑で、朝ドラ最低記録を大きく更新することになりそうです」(ドラマウォッチャー)
とはいえ、今期の連ドラは軒並み低視聴率。NHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」も視聴率は苦戦。2月16日の第7回は10.0%と、ひと桁視聴率に転落する大ピンチにある。民放連ドラも2桁視聴率は「御上先生」(TBS系)と「相棒」(テレビ朝日系)のみで、他作品は一度も2桁視聴率を記録していない。
こうした流れの中、3月31日に始まる次期朝ドラ「あんぱん」を待ち望む声が日に日に増している。「アンパンマン」で知られる漫画家やなせたかし氏の妻・小松暢さんがヒロインのモデルで、今田美桜が演じる。先のドラマウォッチャーは、
「今田の2人の妹役は、河合優実と原菜乃華。朝ドラヒロインの妹役はヒロインへの登竜門と言われており、この2人が将来、朝ドラヒロインを演じる期待度は高い。そんな意味でも、彼女たちの演技には注目したい」
なお、「あんぱん」の次の朝ドラ「ばけばけ」(2025年度後期)のヒロインは髙石あかり、その次の「風、薫る」(2026年度前期)はWヒロインで、見上愛とオーディションで決まるもうひとりとなっている。
そして早くも「さらにその次」を見据えて、「週刊女性」が「朝ドラヒロインで見たい女優ランキング」と題し、男女500人のアンケート結果を掲載している。
10位は山下美月、9位は原菜乃華と長濱ねる、8位は門脇麦…と、過去に朝ドラ出演経験のある女優、今後出演予定の女優が並ぶ。7位には當真あみという、フレッシュな女優がランクイン。6位・堀田真由、5位・上白石萌歌、4位・川口春奈、3位・吉岡里帆、2位・広瀬アリスと続き、1位に輝いたのは芦田愛菜だった。
芦田は「江~姫たちの戦国~」(2011年)、「麒麟がくる」(2020年)と、二度の大河ドラマ出演経験がある。朝ドラは女優としての出演こそないものの、実はナレーションで2018年度後期の「まんぷく」に出演。NHKとの縁は深いのだ。
「芦田は大学卒業後に、朝ドラヒロインの最有力候補になるのでは。その時は當真に妹役をお願いしたい。2人は2023年の『最高の教師 1年後、私は生徒に■された」(日本テレビ系)と2024年『さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~』(TBS系)、そして2022年の劇場アニメ『かがみの孤城』で共演しており、息はぴったりのはず」(前出・ドラマウォッチャー)
芦田がヒロイン、當真が妹役の朝ドラなら、確かに見てみたいと思える。
(石見剣)