今年のプロ野球春季キャンプは天候不順で雨が多い上に、最強寒波の影響でとにかく強風が吹き荒れ、寒い日が多かった。日中でも気温が14度、15度台の日があり、冬の服装が必要なほど。普段は使うことがほとんどないカイロが量販店で売り切れ、寒さに慣れない地元民だけでなく、長期間滞在して薄着で過ごそうとしていたマスコミもカイロの確保に走り回る事態となった。
だがそれ以上に暗い影を落としたのは、例の「中居問題」だった。例年、2月は沖縄でプロ野球選手が地元放送関係者と酒を酌み交わす機会が多い。
「当然ながら、宴席には女子アナを呼ぶようオーダーが入ります。以前はアテンダーのような役割をする局員がいましたが、中居問題で沖縄県内のローカルテレビ3局では水面下で『野球選手との会食を控えよ』との通達があったといいます。伝え聞いたナインたちはテンションダダ下がりで『せっかくの楽しみを奪われた』とボヤいていました。このままでは来年の開催も危うい状況です」(球界関係者)
中居を恨む野球人は、想像以上に多いのだった。