今シーズンの阪神は、岡田前監督の解説から流行語が生まれるかもしれない。
阪神の前監督、岡田彰布オーナー付顧問が3月9日の巨人戦(甲子園)で監督退任後初となるテレビ解説者として、MBSの野球中継番組に出演。岡田節を全開させた。
先発登板した阪神・西勇輝が初回一死一・三塁からヘルナンデスにセンターに犠飛を打たれて先制を許した場面では、
「高めはアカン、配球がアカン。安易にいって流れが変わってしまいますね」
とバッテリーの配球に注文をつける。
6回裏、一死一・二塁から佐藤輝明が落ちる球で空振り三振するや、
「公式戦でこの点差(7点ビハインド)だったら、自分も塁に出るのが一番。今のもホームランを打ちにいっている姿にしか見えない。ホームランでも4対8。負けますよ。でも満塁で(4番の)森下(翔太)に回せば、チャンスが広がる。それがチームです」
3回終了時点で1-8と、阪神が大量失点。すると話題は試合外へと展開する。メジャー開幕戦のために来日するドジャースとカブスとのプレシーズンマッチ(3月15、16日)について、
「あんまりエエことないわな。思い切ってインコースを攻めたりできないし。日本でやっているのに、みんなメジャーの味方になる。実験台にされてるみたいで、こっちが悪者みたいになる」
そんな岡田前監督らしい厳しい言葉の数々に、野球ファンは反応。「岡田さん深いわ」「岡田さんの解説聞いてたら試合が頭に入ってこない笑」といった具合だ。
Xでは「岡田さん」がトレンド入りした。
(鈴木十朗)