「頼むから死んでくれ!」「殺していい?」
バラエティ番組の密着取材で、妻に対し耳を覆いたくなるような暴言を吐いたことで「モラハラが酷すぎる」と炎上したのが、タレントの栗田貫一だ。しかし、その渦中の妻である女優の大沢さやかが、9日発売の婦人公論のインタビューに答え、「夫は『暴君』ではない」と、騒動を完全否定するコメントをした。
さらに大沢は「離婚秒読みなどとも噂されていますが、今まで私たち夫婦の間で、『離婚』という言葉が出てきたことはありません」と明言。一連のバッシング報道に関しては「主人もショックを受けている」と栗田の様子を代弁して見せたのだった。
この妻の告白に、ネット上では「洗脳されているのでは?」と危惧する声もあがっているが、大沢は記事のなかで、番組内で暴君のようにふるまう亭主関白ぶりばかりがクローズアップされたことに対して、「新婚当初、米の研ぎ方を教わったこと、髪形を変えたり新しい服を着たりすると、栗田が気付いて『似合うね』などと、褒めてくれる」と、普段は平穏で円満な夫婦生活を送っていることも明かしている。
暴言を吐く栗田の映像を見た医療ジャーナリストは、「栗田さんは番組の企画で脳検査を受けた際、前頭葉や側頭葉の一部が萎縮して人格や性格が変わってしまうこともある『前頭側頭型認知症』の疑いがあると診断されていましたが、『男の更年期障害』も考えられます。例えば急に頑固になりイライラして、そんな自分を省みて落ち込むといった症状が特徴的で、モラハラ夫の隠れた原因としてあげられることもあります」
いずれにしても、妻の大沢は納得して夫を支えている様子。「夫婦のことは、夫婦にしかわからない」といわれるが、栗田家の疑惑はこれで晴れたと言えそうだ。
(李井杏子)