メンバーの主演ドラマの大惨敗視聴率、妹分E-girls映画の超絶閑古鳥、人気メンバーの嘲笑&失笑タトゥーなど、とても人気グループとは思えない“活躍”が目立つEXILE軍団。
もはや一部の熱狂的ファンにだけ支えられているという声もあるが、リーダーのHIROはまったく懲りていないようだ。
10月21日に深夜ドラマとしてスタートする「HiGH&LOW~THE STORY OF S.W.O.R.D.~」はHIROが企画&プロデュース、EXILE本体はもちろん、三代目JSB、GENERATIONS、劇団EXILE、E-girlsといったグループ所属メンバーが総出演。さらにゴールデンボンバーや「デスノート」の窪田正孝、小泉今日子らゲストも交えて展開するオリジナルドラマ。SNSやサウンドトラックアルバムなども連動させ、なんと来年7月には劇場公開もされるという、足掛け9カ月に渡るビッグプロジェクトなのだ。
しかし内容はといえば、「山王連合会」「RUDE BOYS」「達磨一家」「鬼邪高校」「MIGHTY WARRIORS」といった、和洋入り乱れた名前の数々の不良グループの抗争を描いたもの。言葉は悪いが、要はマイルドヤンキーが憧れるような架空の“チンピラごっこ”だ。実際、このニュースを聞いた一般人からは「いい年こいた連中が不良ですか?」「だから最近タトゥーが増えたわけだ」「山王連合会とか笑う」など辛らつなコメントが並ぶ。
「一部では、仮面ライダー大集合やプリキュアオールスターズみたいな“全員出して客を呼んじゃおう”作戦だと注目されています。つまり、これで失敗したらもはややることはないという所属事務所LDHの渾身の企画という意味です(笑)。しかもキャストのほとんどがチンピラ役というのはイイと思いますね。視聴率で惨敗したドラマで求められたような演技力がいらない。『うぉおお~』『おーりゃーっ!』と叫びながら顔をゆがめるだけの最も簡単な芝居ができればOKです。しかし、無料の深夜ドラマでならともかく、映画化までして誰が観ますかね。手を組む日本テレビでの宣伝活動はかなり凄くなりそうですが、映画版まで出演者全員が出たら、本当にプリキュアオールスターズみたいな1キャラクター30秒出演になってしまいます。それでは人気キャストのファンをシネコンには呼べませんよ」(エンタメ誌編集者)
まだ出来ていないものをとやかく言うのも失礼だが、実際にLDH関連の映像プロジェクトは惨敗の連続。ファンからも「こういう展開は望んでない。もっと地道なライブパフォーマンスで見たいです」という切実な声が多いのも確か。ここまで来ると意固地にさえ思えるEXILEの映像分野への野望だが、世間からは迷走にしか映っていないのが事実だ。
(三崎康太)