視聴率女優・篠原涼子が2年半ぶりに主演していることで話題のドラマ「オトナ女子」(フジテレビ系)。注目度の一方、放送開始早々、視聴者から「キャストも脚本も設定もすべてが古すぎる」「篠原のイイ女ぶりが痛い」など、ネットで集中砲火を浴びているが、じつはそのウザさゆえに、ハマっているアラフォー女性も多いというから驚きだ。
「文句を言いながらも『ベタな展開に惹きつけられる』と、30~40代の女性たちが楽しみに観ているドラマのひとつだと思います。篠原が不自然すぎるほど髪をかきあげたり、ワイングラスをぐるんぐるん回しまくったり、昔付き合ったクズ男と元サヤに戻ったり‥‥もうツッコミどころ満載のコテコテ&ベタベタなシーンに、『そんなヤツぁ、いねえよ!』と力いっぱいに悪態をつく。そして次の日、職場で悪口のネタにするんです。ストレス発散できるという意味ではなかなかのドラマです」(女性誌ライター)
駄作にも必ずファンはいるという真理そのものだが、実際に感想を聞いてみると、
「ドラマの中でこの勘違いオバさん女子にツッコむ役どころが絶対に必要だと思うけど、そういう人が誰も登場しないので、テレビを観ながら自分がツッコむしかない」(30代事務OL)、「ありえない設定にまったく感情移入できないので、コメディのように“なんじゃそりゃ”って笑いながら観てます」(50代主婦)、「40代は別に不特定多数にモテたいわけじゃないです。ましてや、年代的にひと目惚れなんてありえない! 恋に落ちるシチュエーションをもっと真面目に考えてください」(40代スタイリスト)と集中砲火!
強引な盛り上がりで視聴者から失笑される「オトナ女子」。これもひとつの炎上商法だろうか?
(山内純)