「ギャラ200万でテレ朝の独占取材だけ受けた」
まだ本領発揮とはいかないが、レンジャーズ・ダルビッシュ有(25)のメジャー公式戦デビューが刻々と近づいている。日本のファンの期待は高まる一方だが、現地ではなんと、マスコミ対応に大ブーイングが飛んでいたのである。
*
「ダル! ダル!」
キャンプ地・アリゾナで練習に向かうダルに、親しげな声がかかった。
ダルが声の方向に振り向くと、そこにはニコニコと笑顔を浮かべたNHK解説者・梨田昌孝氏(58)の姿があったのである。昨年まで日本ハムで監督を務めた梨田氏は、言わずと知れたダルの恩師だ。しかしダルは梨田氏に一瞥だけくれると立ち止まることもせずにその場を立ち去った。
「梨田氏は茫然としていましたね。盤石の関係でコメントを取ろうとしたら、赤っ恥をかかされたんですから。あとからなんと、本人ではなく日本ハムの先輩・建山義紀(36)が、梨田氏に謝りに行きました」(スポーツライター)
とはいえ、ダルが報道陣に対して非協力的なのは終始一貫している。OB評論家といえど例外ではない。
TBSの取材で訪れた槙原寛己氏(48)やNHKの与田剛氏(46)らに対しても同様だった。横並びで単独取材を受けないならば、各局も諦めがつくだろう。
しかし、現地ジャーナリストが言う。
「テレビ朝日『報道ステーション』の取材で来ていた工藤公康氏(48)は、ダルに話しかけようとはしていなかった。そうした状況を知っていたから、と思っていたんですが‥‥」
それがなんと、3月15日に「報ステ」でダルの単独インタビューが放送されたのだ。
「試合の中継権を持つNHKやフジを出し抜いてのインタビューだった。過去にも、新庄や松井稼頭央らがメジャーに渡った際には、単独インタビューのギャラは200万円と言われた。今回も最低で200万円。テレ朝が独占を実現するために、もっと払っていてもおかしくはない」(前出・現地ジャーナリスト)
一説にテレ朝は工藤氏をインタビュアーとすることで交渉したが、さすがにダルサイドも、諸先輩を袖にして工藤氏だけを特別扱いすることは断ったという。
一方で、番記者たちがダルに質問をぶつける唯一のチャンスである、登板後の記者会見の対応が変わってきたというのだ。「日本時代からダルは、記者の目を見なかったり、些末な質問に『ハァ?』と小バカにしたりと態度が悪かったんです。ところが、それがなくなってきた。ひとつには、米メディアに『相手打者への敬意が足りない』と叩かれたことがこたえたようです。また、本人は否定しますが、滑るボールへの対応がまだ遅れているようで、自信を失いつつあるのでは、とささやかれています」(前出・スポーツライター)
案外、マスコミへのゴーマン対応が、ダルの好調さを示すバロメーターなのかもしれない。
-
-
人気記事
- 1
- 長与千種がカミングアウト「恋愛禁止」を破ったクラッシュ・ギャルズ時代「夜のリング外試合」の相手
- 2
- 日本と同じ「ずんぐり体型」アルプス山脈地帯に潜む「ヨーロッパ版ツチノコ」は猛毒を吐く
- 3
- 沖縄・那覇「夜の観光産業」に「深刻異変」せんべろ居酒屋に駆逐されたホステスの嘆き
- 4
- 段ボール箱に「Ohtani」…メジャーリーグMVP発表前に「疑惑の写真」流出の「ダメだ、こりゃ!」
- 5
- 巨人が手ぐすね引いて待つ阪神FA大山悠輔が「ファン感謝デー」に登場する「強心臓」
- 6
- 【メジャーFA戦線】大谷翔平ドジャースに「菊池雄星・佐々木朗希・菅野智之」全獲りプラン浮上
- 7
- 【おむすび】栄養士編スタートで橋本環奈に「ギャルを履き違えている」ダメ出し
- 8
- 守護神マルティネス流出でも大丈夫「プレミア12」で試した中日の「新たな候補者」
- 9
- 大声援で「翻意」した選手も…阪神FAの大山悠輔と原口文仁が「11.23ファン感謝デー」で語る言葉
- 10
- 【水面下のFA戦】阪神・大山悠輔に巨人が異例の長期契約を持ちかける「近年にない力の入れよう」
-
急上昇!話題の記事(アサジョ)
-
働く男のトレンド情報(アサ芸Biz)
-
-
最新号 / アサヒ芸能関連リンク
-
-
厳選!おもしろネタ(アサジョ)
-
最新記事
-
アーカイブ
-
美食と酒の悦楽探究(食楽web)