EXILEが行列に割り込んだとして炎上している。これは名古屋駅の新幹線ホームにて後から現れたEXILE一行が列に横入りし、先に並んでいた人に対してボディガードが「離れて下さい」と言い放ったというものだ。
その横入りに迷惑した乗客が事の次第をツイッターで明かしたところ、2万件以上もリツイートされるホットな話題に。そんなEXILEの移動事情はどんなものなのか。芸能ライターが解説する。
「EXILEが新幹線で移動しているのは事実です。EXILEはメンバーの人数が多いので飛行機だと席の確保が難しく、車移動だと事故や渋滞の恐れもあることから、長距離の移動では新幹線を使うことが多くなります」
どうやら横入りは実際に起こった可能性が高そうだ。いくらEXILEメンバーが売れっ子だからとはいえ、こんな態度では横暴との批判は免れないだろう。これに対し芸能ライターは、責任はメンバー以外にあると指摘する。
「国際線の荷物受取所でEXILEと一緒になったことがあるのですが、メンバーは横入りなどせず、自分たちの荷物が出てくるのを静かに待っていましたよ。その時はマナーがいいなと感心したほどです。新幹線の一件では他の乗客を制したのはボディガードのようですし、関係者がメンバーを過保護扱いしているのが問題かもしれません」
そんな過保護扱いは、コンサートの現場でも起こっているという。地方公演の運営を担当した制作会社のスタッフが明かしてくれた。
「事務所側から事細かくリクエストが来るんですが、公演中に飲む水を入れるクーラーボックスを人数分用意しろと言われたのに、メンバーがほとんど水を飲まなかったので無駄になったことも。送迎車の台数や乗車割りを細かく指示されたときも、結局はてんでバラバラに帰ってしまい、現場での車両調整が大変でしたね。どうにも事務所が気を回し過ぎて、周りが振り回されてしまうようです」
地方公演のケースでは振り回されるのは制作会社であり、仕事の範囲内と言えなくもない。だが新幹線のホームで無関係の乗客を制するのは、明らかにやり過ぎだ。メンバー自身は列の後ろに並んでも構わないと思っているかもしれないのに、事務所が気を回し過ぎることで今回のような悪評が立つのであれば、まさに本末転倒だろう。
そんな事務所側では移動中のメンバーにファンが接することを禁止している。だが、公共交通機関での振る舞いを守るべきなのは、EXILE側も一緒のはず。公の場での行動を制限させたいなら、まず自分たちが範を示すべきだろう。
(白根麻子)