昨年8月に乃木坂46に続く坂道シリーズ第2弾として誕生した欅坂46が徐々のその頭角を現してきた。
12月に放送された音楽特番「FNS歌謡祭」(フジテレビ系)で、先輩グループである乃木坂46、AKB48とコラボし、グループとして初めてのパフォーマンスを披露。また、今年4日発売の「週刊ビッグコミックスピリッツ」では、現役美大生のメンバー・佐藤詩織が表紙および巻頭グラビアに登場。“乃木坂を表紙にすれば売れる”という流れは出版業界では色濃くなってきているが、乃木坂の妹分ということで2016年は欅坂メンバーのメディア出演が増えてくることが確実視されている。
現時点ではまだCDデビューの日程が発表されていないため、センターを誰が務めるのかなど、フォーメーションは全く決まっていない。しかしそんな中、間違いなく中心メンバーの一人に入ってくるだろうと言われているのが、現在20歳でグループ最年長の渡辺梨加だ。
「昨年11月に同グループはファンの前で自己紹介をしました。その後、ファンが気になったメンバーを一人選び、そのコと握手することができるという『お見立て会』イベントを行っています。その際、握手会で最も多くのファンを獲得したのが渡辺でした。ビジュアルレベルの高さは文句なしで、乃木坂の白石麻衣レベルだと称賛されています。初お披露目時の集合写真でも非常に際立っていたため、『欅坂の白石麻衣ポジションはこの子だ!』と注目を集めた逸材ですね」(アイドル誌ライター)
そんな渡辺の今年の抱負は「話せるようになりたい」とのこと。じつは渡辺はかなりの不思議ちゃんで、かつ口下手。口数もかなり少なく、最年長とは思えないほど頼りない天然キャラなのだ。
「3日に放送された同グループの冠番組『欅って、書けない?』(テレビ東京系)で、渡辺は欅坂に入る前に就職試験で50連敗したことを告白、さっそく話題になっていました。その衝撃の事実を聞いて、MCの土田晃之らが面接っぽく志望理由を渡辺に聞いてみるも、首をかしげて黙り込み、ぎこちない笑みを浮かべるだけ。それには土田も『そりゃあ落ちるわ!』とツッコんでいましたが、アイドルとしてこの“個性”はマイナスポイントとも言い切れない。ポンコツ要素が強い渡辺が、アイドル生活を通してどれだけ成長していくのか、その過程を見守りたいというファンたちもかなり多いようです」(前出・アイドル誌ライター)
妹分の流れで欅坂に注目しているという乃木坂ファンに言わせれば、デビュー当時は些細なことでも泣いてしまい、ひ弱なイメージがあった乃木坂の現エース・西野七瀬のように応援したくなるようなコだということだ。
渡辺の成長が、今後の欅坂46全体のスケールアップに繋がるのかもしれない。
(石田安竹)