イクメン宣言で話題となった宮崎謙介衆院議員が、2月5日の第一子誕生を前にグラビアタレントと不貞密会していたとスクープされ、各所から怒りの声が沸きあがっている。中でも国会議員として致命的なのは、経済界からも嫌われそうなことだ。イクメン事情に詳しい女性誌ライターが教えてくれた。
「宮崎議員は今回の件で、イクメン活動に多大な影響力を持つNPOのファザーリング・ジャパン(FJ)を敵に回してしまいました。FJは宮崎議員が育休宣言で叩かれていた1月18日に『どうなる?議員の育休』と題した緊急フォーラムを開催。宮崎議員もパネラーとして参加していたのですが、こういった活動に後ろ足で砂を掛けた形になってしまいましたね」
そのFJでは経済界とタッグを組み、育児環境の変革を政府に訴えるといった活動を推進している。それゆえ関係者の所属元には商社や電機大手、シンクタンクや通信キャリア、広告代理店や大手マスコミなど日本を代表する企業がズラリ。まさにオール経済界で男性の育児を支援しているのである。前出の女性誌ライターが続ける。
「宮崎議員がイクメン宣言をしたとき、真っ先に応援の声をあげたのがFJだったのに、その足で不貞相手の元に駆けつけていたのですから開いた口がふさがりません。もはや経済界からの支援はまったく期待できないでしょうね。そもそも自分のブログで『ファザリングジャパン』と名称を間違っていたくらいですし、宮崎議員はFJのことを軽く見ていたのかもしれません」
今どきの国会議員選挙で、経済界からの支援を失うことはまさに致命的。しかも官邸からは「育休どころか永久にお休み」という声もあがっているようで、次の選挙で公認をもらえる可能性もほぼ消えたようだ。どうやら宮崎議員の代議士生活はイクメンからオチメンに転落しそうな気配である。
(白根麻子)