「保育園落ちた日本死ね!!!」という、民進党の山尾志桜里衆院議員が、国会で取り上げ、一躍彼女を有名にした「有権者の声」を皮肉って、他党の議員にはツイッターでこう皮肉られた。
「次は期待しています!『幹事長落ちた、民進党死ね。』」
9月7日発売の週刊文春に、幹事長に内定した9月2日夜に9歳下のイケメン弁護士・倉持麟太郎氏と「W不貞」に及んでいたことなど2人の不適切な関係が詳細に報じられ、急きょ人事が差し替えられてしまった山尾氏。昨今、続出する類似の国会議員の不貞騒動のケースと同様、離党もしくは議員辞職は避けられないとの見方が広がった。
が、それにしても、クリーンさを売りに頭角を現してきたはずなのに、不貞で議員辞職した宮崎謙介元衆院議員ではないが、ここまで周囲の期待を裏切らなければならないほど「人間としての欲が勝ってしまった」背景には何があるのか。かつて、民進党政調会長就任直後の雑誌のインタビューに「民進党の躍進にかける意気込み」をこう話していた。
「私はいい社会をつくるためには、政治家自身がいい人生を送らないといけないという考え方です。だから短い時間でも家族との時間は大切にしたい。昔は政治家は滅私奉公で、国のために自分の人生を投げ出すのが当たり前、そうでないと生きて行けないという世界だったと思いますが、時代は変わっています。自分がいい人生を送らないと国民の本当の望みを聞くという重要な役割が果たせませんから」(「週刊現代」16年4月16日号)
政界ジャーナリストが言う。
「今になってみると、彼女のホンネがにじみ出ている発言のように深読みできますね。自分自身が『いい人生』を送らないといけない、と繰り返し強調していますが、あくまで『自分1人にとっての充実した人生』という意味に聞こえますし、家族との時間についても『大切にしたい』と言いながら『短い時間でも』と前置きしているのは、一見、多忙な仕事ゆえの自然な言葉に思えます。でも、結局、家族を欺き、家族との生活を切り詰め、議員活動も含めて“自分の没頭できること”に時間を使うための方便だったのか──そんなふうにさえ感じてしまいますよ」
ちなみに、週刊文春によれば、山尾氏と弁護士の関係が始まったのは「昨年頃」とのこと。いずれにせよ、このインタビュー時も、山尾氏の頭の中が「リア充」だったことは間違いなさそうだ。