芸能

修羅場の男女(1) 島田紳助

田原総一朗に宛てた「復帰嘆願書」の中身
「便箋4枚に『自分は犯罪者ではない』とびっしり」

 突如、週刊誌の独占インタビューで姿を現した島田紳助(56)。しかし、その一方で、かつて番組で共演していたジャーナリストの田原総一朗氏に手紙を出すなど、ここにきて新たな動きを見せ始めているのだ。

 4月19日発売の「週刊文春」が、スッパ抜いたのは昨年8月に芸能界を引退した島田紳助の“最新肉声”だった。8ページにわたって繰り広げられた一問一答からは、「もう仕事はしない」と芸能界への本格復帰は否定しつつも、「テレビに出られる人」でありたいと、テレビ出演の可能性をにおわせたことから、さまざまな憶測を呼んだ。
 芸能記者が話す。
「中でもまことしやかに言われたのが、芸能界復帰への地ならしという説でした。いわば、紳助が芸能界に復帰するためのデモンストレーションとして文春のインタビューを受けたという話です。しかし、実際には紳助が京都の実家にいたところを記者がキャッチ。インタビューにこぎつけたというのが真相のようです」
 ところが、この紳助のインタビューにいち早く呼応したのが、田原氏だった。田原氏は、かつてテレビ朝日系の「サンデープロジェクト」で紳助と共演。その才能を高く評価していただけに、紳助の芸能界復帰に対しても全面的にバックアップする、とイベントの席でラブコールまでするほどだった。
 ワイドショースタッフが明かす。
「田原氏はそのイベントの中で紳助から『実は2月下旬に4枚もの長い手紙をもらいました』と衝撃の事実を告白。そのうえで、紳助の意をくんでか『(番組で)起用するよう努力します。でも、テレビ局がNOならダメ。OKなら地上波だろうが何だろうが関係ない。努力しますよ』と公言するなど、さながら水面下で申し合わせたかのような発言で関係者のドギモを抜いた」
 となると、気になるのは紳助から届いたという手紙の内容だが、本誌が田原氏に問うたところ、
「本人と話したわけでないから」
 と、具体的な芸能界復帰はおろか、手紙の内容についても回答を拒んだ。
 だが、田原氏は周辺に対し、「手紙の内容は『自分は犯罪者のように言われているがまったく違う』といった趣旨の手紙だった」と明らかにし、そこには、具体的な芸能界復帰への青写真などについては特に言及されていなかったという。
 とはいえ、引退から半年が過ぎてもいまだにくすぶる紳助の芸能界復帰の話題。しかし、紳助の所属していた吉本興業の幹部は、この噂を一蹴する。その理由は、実に明快だった。
「紳助の芸能界復帰に誰よりも難色を示しているのはメインバンク。つまり、会社の運転資金を融通している銀行さんの意向なんですよ。考えてもみてください。紳助さんが、暴力団と交際しているかどうかはさておき、1度、疑われてしまっている以上、彼が吉本で仕事をすれば、暴排条例に抵触する可能性すら出てくる。当然、銀行側とすれば、そんなリスクは背負ってほしくないというのがホンネ。紳助さんが『暴力団との交際はない』と言ってもイメージが付いてしまっている以上、コンプライアンス的には、紳助さんを吉本で抱えることはありえない。もしかしたらフリーや他の芸能事務所に所属するのであれば、十分、考えられるのと違いますか」
 実際、現在の吉本興業は、本誌4月26日号でも指摘したように、株式の非上場化に伴い財務状況が悪化。銀行の融資なしには、経営を安定的に行えないだけに、銀行の意向を無視して、会社の舵取りができないのが実情だ。そうした中で、吉本興業の大崎社長の“鶴の一声”だけで紳助の吉本復帰はにわかには考えにくいという。
 だが、ここにきて仰天プランも浮上している。
「実は、紳助は引退前に、女性のバックパッカーを気に入り、深夜に特番枠をプッシュするなど、貧乏旅行に興味津々だった。引退後もハワイやグアムにたびたび出かけている。そうした貧乏旅行の模様をビデオ化して、『売りつけたらどうや』と笑い話で話しているそうです。いまだにお笑いや番組の企画を考える習慣が身についているみたいで、最近では『未練タラタラやな』とまで自虐ギャグが言えるようになっている。今回のインタビューも紳助さんにしてみれば、リハビリのようなものですよ」(お笑い関係者)
 かつての時代の寵児は、新たな身の振り方を模索中のようである。

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