6年間にわたって水曜レギュラーを務めてきた「PON!」(日本テレビ系)を3月23日の放送をもって卒業した篠田麻里子。今月には30歳の誕生日を迎えたとあって、一部には「女子アナと一緒で定年だろ」という声もあるようだ。このところ活躍の場が減ってきている篠田について、テレビ誌のライターが説明する。
「これで残るレギュラー番組は2本だけとなりました。『ペットの王国 ワンだランド』(テレビ朝日系)では、マルチーズを飼うペット好きという点を買われてMCを務めています。同様にMCを務める『オトナヘノベル』(Eテレ)は10代の若者をターゲットとした番組。篠田はAKB48の最年長メンバーとして10代の後輩たちと一緒に活動していましたから、若者の気持ちが分かる人材とみなされているのでしょう」
これらの2番組では篠田を起用する理由に納得がいくというもの。ただ「PON!」を卒業した今、メディアへの出演を増やしていきたいはずだが、活躍の場を拡げるのはなかなか難しいようである。芸能ライターはこう語る。
「本人が力を入れているモデル業では『MORE』の専属モデルを務めているものの、東京ガールズコレクションなどのファッションショーでは出番がここ数年間なく、一流モデルとはみなされていないのが現実。バラエティ番組で活躍できるほどのトーク力はなく、演技力の低さからドラマでの起用もほとんどありません。4月29日公開の映画『テラフォーマーズ』では主要キャストに抜てきされましたが、原作マンガでは序盤に死んでしまう役なので、出番は少なそうです」
結局のところ、自分が得意とするペットと10代に頼っているのが現状だ。かつて選抜総選挙では「潰すつもりで来てください」とのタンカを切った篠田だが、このままでは本当に潰されてしまいそうな勢いである。
(金田麻有)