社会

血管の名医が解説!これが「突然死しない1日」だ!(4)間違った思い込みは捨てよう

20160428r

 ここまで安全に1日を過ごしてきたら、いよいよ布団に入って休息。明日に備えるのだ。

「よく眠れなかったから朝長く寝ようという人がいますが、そういう人に限ってイライラしやすい。寝る時間がバラバラなら、朝起きる時間を一定にしておけば体内時計は狂いません。それが自律神経の乱れを起こさない眠り方なのです」

 仕事があれば、休日あり。たまの休日ぐらいは、自分のペースで気ままに時間を過ごしたい、と思う人も多いはず。しかし、このストレス解消が突然死の呼び水になることもあるのだ。

「せっかくの休日なので寝だめしようと、昼過ぎまでゴロゴロしていると、昼間の運動量が減り、さらに起きる時間の変化で自律神経が乱れる。結果、肥満になり、糖尿病を悪化させる原因となります」

 パチンコ、競馬などのギャンブルでストレス解消、という御仁もいるだろう。

「かつて、パチンコで『フィーバー』がブームだった頃、心筋梗塞を発症してパチンコ店からそのまま搬送されてきた患者さんを多く診ました。パチンコを含め、ギャンブルは負けてイライラ。勝ったら勝ったで、今度は興奮して血圧が急上昇するため、突然死のリスクは非常に高い。ストレスを解消する点から考えればいいかもしれませんが、血管のことを考えると、百害あって一利なし。文字どおり、突然死への方程式ですね」

 平日は疲れてソノ気になれないという人も、休日には奥さんや恋人とエッチしたい、あるいは風俗へ、ということもあるだろう。

「興奮するとか気持ちいい、といったことを抜きに、血管、あるいは心臓のことを考えた場合は『楽か、ややきつい』が運動の鉄則。そう考えると、不倫などの場合は秘密を隠そうと常に緊張してしまい、家にいる時でも交感神経は緊張しっぱなしで、血圧も上がりがちになる。また、相手が奥さんよりも若い場合、相手を満足させようとつい張り切りすぎてしまうため、突然死のリスクは高くなる。つまり、エッチは奥さんや恋人といった、倫理に反さない相手とすべきだと思いますね」

 当然のことだが、突然死予防のための生活習慣改善は、早ければ早いほど効果的だ。今までの間違った思い込みを捨てることこそが、突然死のリスクを防止する最善策なのである。

カテゴリー: 社会   タグ: , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    なぜここまで差がついた!? V6・井ノ原快彦がTOKIO・国分太一に下剋上!

    33788

    昨年末のスポーツニュース番組「すぽると!」(フジテレビ系)降板に続いて、朝の情報番組「いっぷく!」(TBS系)も打ち切り決定となったTOKIOの国分太一。今月30日からは同枠で「白熱ライブ ビビット」の総合司会を務めることになり、心機一転再…

    カテゴリー: 芸能|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<寒暖差アレルギー>花粉症との違いは?自律神経の乱れが原因

    332686

    風邪でもないのに、くしゃみ、鼻水が出る‥‥それは花粉症ではなく「寒暖差アレルギー」かもしれない。これは約7度以上の気温差が刺激となって引き起こされるアレルギー症状。「アレルギー」の名は付くが、花粉やハウスダスト、食品など特定のアレルゲンが引…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<花粉症>効果が出るのは1~2週間後 早めにステロイド点鼻薬を!

    332096

    花粉の季節が近づいてきた。今年のスギ・ヒノキ花粉の飛散量は全国的に要注意レベルとなることが予測されている。「花粉症」は、花粉の飛散が本格的に始まる前に対策を打ち、症状の緩和に努めることがポイントだ。というのも、薬の効果が出始めるまでには一定…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
上原浩治の言う通りだった!「佐々木朗希メジャーではダメ」な大荒れ投球と降板後の態度
2
【高校野球】全国制覇直後に解任された習志野高校監督の「口の悪さ」/スポーツ界を揺るがせた「あの大問題発言」
3
エスコンフィールドに「駐車場確保が無理すぎる」新たな問題発覚!試合以外のイベントでも恨み節
4
「子供じゃないんだから」佐々木朗希が米マスコミに叩かれ始めた「温室育ち」のツケ
5
これも「ラヴィット!」効果…TBS田村真子アナ「中日×巨人で始球式」に続く「次に登板するアナウンサー」