8月27日、28日に放送された「24時間テレビ39 愛は地球を救う」(日本テレビ系)の瞬間最高視聴率が35.5%だったことがわかった。瞬間最高を記録したのは、チャリティーマラソンに挑戦した落語家・林家たい平がゴールした直後だという。
「今年の『24時間テレビ』は、放送直前に出演予定だった俳優の高畑裕太が逮捕されるなど、様々なトラブルがありましたが、結果的にNEWS・小山慶一郎が代役を務めたスペシャルドラマ『盲目のヨシノリ先生~光を失って心が見えた~』は20.5%。そして番組最後の『サライ』熱唱シーンでは30%を超えるなど、視聴率的には大成功を収めました」(テレビ誌記者)
今年で39回目となった「24時間テレビ」だが、番組の目玉となるチャリティーマラソンには今回も多くの国民が注目したようだ。
しかしそのクライマックスで、スタッフによるゴールのタイミングを指示する様子がカメラに映り込み、批判が殺到しているという。
「ゴールとなる日本武道館付近に、ランナーの林家たい平が到着した際、スタッフが手の平を広げ前に出したり、腕時計を指差すといったジェスチャーを繰り返しました。おそらく制作側としては、放送時間ギリギリまで引っ張り、テーマ曲『サライ』が流れる頃にゴールさせて高視聴率を狙ったのでしょう。しかしこのあからさまな時間調整を指示する様子が放送で流れてしまったことで、視聴者からは『チャリティーで100キロも走った人を制作側の都合で操るな。感動がぶち壊し!』『早くても普通にゴールしたほうが絶対良い』『そこまでして視聴率が欲しいのか!』と批判の声が殺到しました」(前出・テレビ誌記者)
結果的に番組は、ランナーがゴールしたクライマックスに高視聴率を獲得した。しかし今回のあからさまな時間調整で、感動に水を差されたと感じる視聴者が多かったようだ。
(森嶋時生)