“芸人が認める芸人”といえば、ブラックマヨネーズ。“ツッコミの盟主”小杉竜一と神経質の吉田敬は、「M-1グランプリ2005」の優勝を機に全国区タレントになった。折り紙つきの漫才はもちろん、公私ともに仲がいいからこそ出てくるおもしろ実話も天下一品だ。かつてお笑い専門誌で副編集長をしていたエディターは振り返る。
「関西の芸人さんらしく、女性関係までおもしろいんです。小杉さんは3股していて、吉田さんは19歳のとき、テレクラで会った60代のオバハンと大人の関係になっています(笑)。なんでも、電話では『40歳』と偽っていたその女性。待ち合わせの場所へ行くと、オバハンしかおらず、勇気を振り絞って話しかけると“ヨシ子さん”で間違いない。せっかくだからと喫茶店に行き、その後はホテルへ‥‥。事を終えたあと、有線でサザンオールスターズの『いとしのエリー』が流れてきたそうなんですが、オバハンは『これ、なんて曲?』と聞いてきた。気を遣った吉田さんは『俺も知らん』と、ジェネレーションギャップを感じさせない、完ぺきな返しをしたそうです」
ちなみに、そのオバハンは内田裕也にそっくりだったとか。吉田の寛大さはある意味、尊敬に値する。現在は4歳の男児のパパだが、今なお、過去の女性関係はみずから暴露する。
「元カノはTRFのSAM、山崎まさよしにそっくり。亀田興毅に似ている女性を、本気で狙っていたこともあったとか。笑いのためなら、汚点の切り売りもなんのその。カッコいいですね」(前出・エディター)
ブラマヨが息の長い芸人になれた理由が、わかる気がする。
(北村ともこ)