「原監督に東海大から衆院選出馬要請が!」阿部が「真のMVP」に選んだ意外な名前
シーズン前からの予想どおり、巨大戦力を整えた巨人が、独走でセ・リーグを制した。とはいえ、その裏側ではあんなことやこんなことが‥‥。今だから話せる優勝秘話から、今後に待ち受ける意外な展開まで、匿名記者たちが大いに語り尽くした。
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A(スポーツ紙デスク) 今年の巨人は清武問題が尾を引いて、6月には原辰徳監督(54)の「1億円不倫スキャンダル」が暴露された。それでも、渡辺恒雄球団会長(86)の判断は「時効」とのことで、原監督が処分されることはなかったね。
B(テレビ局巨人番記者) だけど、すでに原監督みずから辞表を提出したって話だよ。でも球団は預かった状態で、慰留しているって。監督が辞めるにしても、日本一を奪還してから勇退するような形を理想としているんだろう。
A 本当かよ? 辞めて、どうするの?
B 次の衆院選に出馬するって話がまことしやかにささやかれてるね。実は、母校・東海大の総長が「東海大グループから国会議員を出したい」と張り切っているんだ。すでに父親・貢さん(77)には話が行ってるって。このルートなら自民党からの出馬になるだろうね。
A でも、不倫スキャンダル発覚直後に出馬というのも‥‥。
B 東海大グループが全面的にバックアップすれば、何の問題もない。全国にOBが何人いると思ってるの?
ただし、原監督自身は選挙なんかに興味なくて、シニアゴルファーになるのが夢なんだよね(笑)。
C(スポーツ紙巨人番記者) 不倫スキャンダルといえば、監督だけでなく、8月には主将・阿部慎之助(33)もグラドルとの密会が報じられました。
A そんな醜聞にもめげず、最後までチームを引っ張った。つくづく“阿部のチーム”になったなと思うよ。
C そうですね。若手にも厳しく、本気で接している。高木京介(23)とか笠原将生(21)とか、期待のホープがマウンドで逃げの姿勢を見せれば、「ふざけんじゃねえぞ!」「ビビってんじゃねえ!」と一喝します。それでも翌日には真っ先にグラウンドでその選手に声をかけるフォローも忘れない。
D(スポーツライター) 中央大の後輩・澤村拓一(24)も阿部にはこってりやられました。
A ああ、澤村は1年目から、コーチに助言されても「って言いますけど」って口答えしてきたほど生意気だからな。しかも大口を叩く一方で聞く耳を持たないから、阿部が怒ってるっていうのは聞いたことあるな。
D そうです。澤村には、打たれ始めると直球でねじ伏せにかかる悪い癖がありますよね。いつもそのパターンで崩れますが、夏場の試合で、その傾向を見せた瞬間、阿部が「300球つきあってやるよ。好きに投げろ」と延々と打たれ続けろとばかりにきつく言ったら、「すいませんでした」と頭を下げたそうです。