17年秋の衆院選を前に、弁護士・倉持麟太郎氏(34)との「W不貞疑惑」で政界を揺るがした山尾志桜里衆院議員(43)。
「『保育園落ちた日本死ね!!!』と題したブログを国会で取り上げ、待機児童問題で脚光を浴びた山尾氏だけに、妻子ある男性との不貞問題はとりわけダメージが大きかった。説明責任を求める国民感情をくまずに、離党会見や自身のブログでは『男女の関係はなかった』の一点張り。ネットなどでバッシングされ続けています」(政治部記者)
民進党を離党して臨んだ衆院選では、わずか834票差で薄氷の勝利を収め、当選後は「イメージ回復作戦」に躍起になっているという。
「山尾氏も倉持氏も雑誌メディアにバンバン登場して持論を展開していますね。しかし、当然ながら不貞疑惑にはほとんど触れず、『浮気ネタNG』の姿勢を崩しません」(前出・政治部記者)
そんな2人がそろって蜜月関係をアピールしたのが、「婦人公論」(12月12日発売号)の対談企画だ。記事を読んだ永田町関係者が眉をひそめて語る。
「『私たちは潔白だから、こんなに堂々と2人で出演できますよ』というアピールでしょうね。疑惑の相手である倉持氏を政策顧問に任命した理由なども語られていますが、開き直りにしか見えません。イメージ回復どころか、さらに国民から反感を買うのでは‥‥」
山尾氏は現在、入党こそしていないものの衆院会派の「立憲民主党・市民クラブ」入りし、衆議院憲法審査会などで活動をともにしている。しかし、その“身内”からも批判の声が聞こえてくるのだ。
「山尾さんは、枝野幸男代表(53)や、菅直人最高顧問(71)といった党の重鎮からの評価が高く、会派入りも将来の入党を見据えてのこと。しかし若手や中堅議員の一部からは、スキャンダルイメージがつきまとう厄介者として不要論が噴出しているんです。最近、青山雅幸衆院議員(55)が秘書へのセクハラ行為で党員資格を失っており、『不祥事に対する処分の一貫性がないと世論は納得しないし、再発も防げない』という声もあります」(立憲民主党関係者)
かつては地球5周分に相当するガソリン代を支出した疑惑で「ガソリーヌ」と呼ばれた山尾氏。立憲民主党の火薬庫にならないことを祈るばかりだ。