「FNS27時間テレビ」(フジテレビ系)内の「さんまのお笑い向上委員会SP」で、明石家さんまを筆頭とする芸人たちに「不貞疑惑」を徹底追及された雨上がり決死隊・宮迫博之。
疑惑について記者から「真っ白ですか?」と聞かれ「オフホワイト」と答え、その後「行列のできる法律相談所」(日本テレビ)では「ダークグレー」と下方修正したことが知られている。
芸人なのだから「笑いにしたい」ということなのだろうが、この期に及んで認めたがらないじれったさは、もはや「男らしくない」というイラ立ちが先行しやしないだろうか?身もフタもないことを言えば、別に「宮迫が不貞していようがどうでもいい」というのが視聴者の気分だ。保身に努めるのではなく、まず、認めたうえで「不貞の相手を守る」ような男らしさが欠けていることのほうが問題だ。
このような「男らしさの欠如」が横行する世の中だが、巷の20~30代OLに「男らしいと好感を持つ言動」を聞くと、やはり多くの「男らしさを求める声」が届いた。
「上司の指示で重たいダンボールを運んでいたら『こんなの女の子に持たせるんじゃねぇよ』と交代してくれた」(26歳・運輸)
「クレーム対応に困っていた女性社員に『自分がやるからいいよ』と替わってあげていた時」(30歳・電気設備工事)
女性もそれほど大変なことを求めているのではない。さりげない気遣いに「男の度量」を測っているのだ。
「営業時、並んで歩いていた同期の男性がすっと車道側に寄った時、やるな、と思った」(27歳・小売)
「お店の入り口などで、扉を開けて先に通してくれた時」(28歳・証券)
女性が苦手な機械いじりも男の見せ場だ。
「コピー機が詰まってしまい困っていたら、近くにいた男性社員がサッと直してくれた時」(28歳・繊維メーカー)
「職場のテレビが急に映らなくなってしまった時に、ちょっと配線をいじって、いとも簡単に直した」(29歳・不動産)
また、他人に同調しない男の貫き方も大切だ。
「上司の悪口で盛り上がっていた時、1人だけ話に入らず黙っていた」(25歳・小売)
「同僚の悪口を言った人に『本人に言えよ』とひと言」(25歳・銀行)
時にはこんなヤセガマンも「男らしさ」を演出する。
「寒い日、飲み会の帰り道で自分も寒いはずなのに『缶コーヒー飲んだら暑くなった』と言ってコートを貸してくれた時」(27歳・建築)
わざとらしい演技でも優しさを貫く姿にアツい1票。今年の冬にはぜひとも実践したい。
いかがだろうか。こんな時代だからこそ「男の美学」を追求してみては。煮え切らない釈明を繰り返す芸能人は反面教師として、さらに男を磨くべし。