「希望の党を立ち上げたい。私がしっかり旗を掲げる」
9月25日、都庁で緊急会見を開いた小池百合子都知事(65)は、「戦闘服」である緑色のジャケットを着て、駆けつけた約100人の報道陣を見渡すと、自信たっぷりの口調でこう“宣戦布告”した。
安倍総理の突然の衆議院解散で、後手後手に回っているかのように見えた「小池新党」。ところが、解散当日に、安倍総理が記者会見を開くという情報を聞きつけるや、その会見の3時間半前に小池氏自ら党首になるというサプライズ付きの奇襲作戦でみごとに劣勢だった「小池新党」のイメージを一変させることに成功した。その後は、白旗を掲げた民進党が事実上の解党。さらには、小沢一郎(75)代表が率いる自由党に、日本維新の会までが連携を申し出るなど、完全に「反自民勢力」の結集に成功。選挙結果次第では、念願の「日本初の女性総理の座」もすでに視野に入れているのだ。
民進党関係者が語る。
「実は9月25日の『希望の党』会見の翌夜、都内で民進党の前原誠司代表(55)、民進党最大の支持団体・連合の神津里季生会長と極秘会談を行っています。1カ月ほど前から、小池さんと前原さんはよく連絡を取り合っていたんです。自民党を倒す秘策が話し合われ、民進党を離党して希望の党に合流するのか、党籍を残したまま希望の党に公認するのか、など案が浮上しました。会談には自由党の小沢氏も顔を出したそうです」
しかし、本来ならば「小池新党」の結党に奔走していたはずの小池氏の最側近・若狭勝前衆院議員(60)が同席していてもおかしくないはず。ところが、新党結成の中心人物の一人である民進党を離党した細野豪志元環境相(46)のいずれも“カヤの外”で、「希望の党」党首への就任を聞かされたのも実に、会見1時間前だというから恐れ入る。そのあげく、記者会見では、「若狭さん、細野さんをはじめとする方々が議論をしてきたが、リセットして私が立ち上げる」
と、ちゃぶ台をひっくり返されてしまっているのだ。
その顛末は10月3日発売のアサヒ芸能誌上にて。
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