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中平まみ
芸能
吉永小百合の「過去・現在・未来」(12)「こんな小百合を観たかった」
あなたがこのままの状態で女優人生を終えるのは、あまりにも悲しい気がします。サユリストは不完全燃焼、欲求不満です。いい時を知っているだけにね‥‥。結婚してから、地元商店街のある店主が「あの人はいつも、いちばん安いものを買っていく」と証言してい…
芸能
吉永小百合の「過去・現在・未来」(11)強さと烈しさは表現できない
例えば、「霧の子午線」。岩下志麻と「二大女優の共演」と銘打っているけれど、私は当時あなたに、付き人がいる前で、「岩下志麻と逆の役がよかったわね」と言ったのを憶えています。岩下志麻は新聞社の女デスクで、若いツバメがいる。あなたはただしょぼんと…
芸能
吉永小百合の「過去・現在・未来」(10)ルリ子は監督に異を唱えた
〈拝啓〉吉永小百合様小百合ちゃん、あなたはオードリー・ヘプバーンが大好きでしたね。かつて私の自宅に遊びに来た時、写真集をプレゼントしたことを思い出します。ある時、「徹子の部屋」に出演したあなたが「ヘプバーンも年を取ったなと思った」と発言して…
芸能
吉永小百合の「過去・現在・未来」(9)樹木希林に大きく感化され
テレビでは何十分の枠の中で、CMが入ったりもする。小百合はそこにせっせと出演した。ハッキリと演技が変わったなと思ったのは、その頃からだった。小さくまとまってきた、とでもいおうか。だけど、何でも場数。映画に出続ければ「ゆり戻し」もあったはずだ…
芸能
吉永小百合の「過去・現在・未来」(8)試写会場で聞こえたイビキ
それから女優活動を「再開」した小百合の作品の完成試写会には、私は必ず呼ばれていた。ある試写会場での関係者向けのプレビューで「小百合ちゃん!」と声をかけたら、「いい席がなかったら言って下さいね」と。期待して見たその作品が「天国の駅」(84年・…
芸能
吉永小百合の「過去・現在・未来」(7)「おしん」と同じ世界を観ても…
想像していた以上にガッカリした──。それが吉永小百合(73)の最新主演映画「北の桜守」(東映)を見終わった時の率直な感想だった。これが通算120作目。「北の三部作」の1作目「北の零年」なんかもそう‥‥北海道の吹雪のシーンが出てきて、こんな寒…
芸能
吉永小百合の「過去・現在・未来」(6)「私が死んだら」の意思表示
彼女との交流では、こんなことも思い出される。結婚後のある時、私の自宅に、女優らしからぬ地味な服装でやってきた。ティータイムで熱い紅茶をゴディバのチョコレートなどのお菓子と一緒に出そうと、「ダージリンとアールグレイ、どっちがいいですか」と聞い…
芸能
吉永小百合の「過去・現在・未来」(5)「私がダマしたんです!」と反発
結婚といえば、こんなエピソードを思い出す。岡田とは、まだ小百合が19歳の頃に知り合った。岡田は当時、小百合が出演した「若いヨーロッパ」というドキュメンタリー番組(ヨーロッパの若者にマイクを向けて生態を聞いたり、風物をレポートしたり)で、「お…
芸能
吉永小百合の「過去・現在・未来」(4)ファンクラブ解散で大騒動
浜田光夫(74)との「純愛コンビ」が「解消」となって以降、長いスランプに陥って伸び悩んだ吉永小百合(73)に、三人の有名サユリストが「再生」の手を差し延べた。大御所作家、写真家、編集プロデューサーがそれぞれ極秘の「個人授業」を開き、個別に「…
芸能
吉永小百合の「過去・現在・未来」(3)「あわよくば」を狙う三人の男
先にも書いたが、小百合の女優としてのピークは20歳前後だと、私は思っている。「純愛コンビ」が強制解消になるまで‥‥。事実、その後の小百合は伸び悩んだ。男なら誰もがときめく綺麗な女性なのに、女優としての魅力は薄れていく。そうして彼女は、長いス…
芸能
吉永小百合の「過去・現在・未来」(2)裕次郎が「破談」を勧めた!?
実質的な「コンビ」解消。それと同時に、小百合自身も輝きを失っていった。「愛と死の記録」は、作品自体はよかった。しかしこれが、日活での小百合の最後のいい作品だった。その輝きと引き換えに、小百合は渡とのロマンスを得ることになる。「愛と死の記録」…
芸能
吉永小百合の「過去・現在・未来」(1)駅の公衆トイレで着替えて…
まもなく73歳の誕生日を迎える「永遠の清純派スター」が、精力的に全国を回っている。通算120作目となる出演映画「北の桜守」のキャンペーンのためだ。ベールに包まれた顔、そして今なお熱狂的な「サユリスト」を持つカリスマ。この節目に至るまでいかな…
芸能
最新主演映画が公開!吉永小百合に施されていた極秘「個人授業」とは?
これが通算120目の出演となる節目──。映画「北の桜守」(3月10日公開)に主演している吉永小百合は、今なお日本中に数多の「サユリスト」を持つ、芸能界きってのスターである。と同時に、ベールに包まれたその素顔には、謎も多い。そんな中、旧知の作…