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大高宏雄
芸能
「女子高生と特攻隊員の恋」が若い女性の心をワシづかみ!/大高宏雄の「映画一直線」
こういうことがあるから、映画興行は面白い。映画評論家からは批判を浴び、大手メディアからはほぼ無視された「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」(以下、「あの花」)が大ヒットしているのである。すでに興収28億円を突破し、30億円超えがまもな…
芸能
映画賞レース候補にぜひ加えたい「春画先生」の「ありえない設定」と解放感/大高宏雄の「映画一直線」
今年の映画賞レースが始まっているが、何本かの注目作品が候補にも入ってこない。作品評価が低いのか、賛否両論があるのか、よくわからない。その1本に挙げたいのが塩田明彦監督、内野聖陽主演の「春画先生」だ。これが実に奇態で、面白い作品であった。冒頭…
芸能
【追悼】若手映画俳優がテレビドラマに「一斉殴り込み」した山田太一作品/大高宏雄の「映画一直線」
脚本家の山田太一さんが、11月29日に亡くなった。享年89。テレビドラマ界の最高峰にいた人だ。主要な作品リストを見て、何本かが頭をよぎった。やはり1970年代から80年代が圧巻だった。「藍より青く」「男たちの旅路」「岸辺のアルバム」「沿線地…
芸能
今年の「主演男優賞候補」稲垣吾郎が演じる「普通を好む男の崩壊」/大高宏雄の「映画一直線」
稲垣吾郎、新垣結衣が共演する「正欲」が公開されている。ある特異なフェティシズムが、作品のベースにある。それは、性的な意味に捉えられている。実際にあるのかどうか。その性癖を抱える人(たち)を中心にした話である。生きることの息苦しさという言葉は…
芸能
詐欺逮捕「頂き女子りりちゃん」がダブッて見えた広瀬すず「犯罪の中身」/大高宏雄の「映画一直線」
映画とはやはりなんらかの予見、予知的な要素をはらむものなのだろうか。岩井俊二監督の新作「キリエのうた」を見て、最近起こったある事件の当事者が、頭をよぎった。金銭詐欺の容疑者として逮捕された「頂き女子りりちゃん」だ。「りりちゃん」その人は、報…
芸能
菅田将暉を稀有な俳優に押し上げた「ミステリと言う勿れ」の大成功/大高宏雄の「映画一直線」
菅田将暉主演の「ミステリと言う勿れ」が大ヒットしている。10月1日時点で、興収27億8000万円を記録した。40億円突破はほぼ確実な情勢で、さらにその上の数字も期待できる。この作品は、すでにテレビドラマで知っている方も多いだろう。菅田演じる…
芸能
藤竜也82歳の尖りに尖った荒ぶる野卑/大高宏雄の「映画一直線」
あまりこの作品の評判を聞かないが、見どころが盛りだくさんである。藤竜也が主演を務めた「高野豆腐店の春」だ。「こうやどうふてん」ではない。「たかのとうふてん」と読む。店の名前だ。80歳を超えて、主演を張れる俳優は少ない。しかも今年は「それいけ…
芸能
大ヒット「キングダム 運命の炎」本当の主演は山崎賢人ではなく「大沢たかお」だ!/大高宏雄の「映画一直線」
今年の夏興行は多くの話題性に富む。「宣伝なし」で押し切った宮﨑駿監督の新作「君たちはどう生きるか」。米国での心無い原爆コラージュ画像が物議をかもした「バービー」など、興行面への関心を含めて、一筋縄ではいかない作品が並ぶ。中でも、王道の娯楽大…
芸能
意外なヒット!二宮和也が驚きの結果をもたらした「新しい戦争作品」の可能性/大高宏雄の「映画一直線」
今年上半期の邦画作品別興行収入の1位と2位はアニメーションであった。1位が「THEFIRSTSLAMDUNK」(150億円、7月31日時点)で、2位が「名探偵コナン 黒色の魚影(サブマリン)」(134億9000万円、7月30日時点)。アニメ…
芸能
バイクで崖から飛び降り…トム・クルーズ「60代の肉体アクション」はガチンコだ/大高宏雄の「映画一直線」
トム・・クルーズは、なぜ日本で人気があるのだろうか。新作「ミッション:インポッシブル/デッドレコニングPARTONE」の興行を見て、改めて思った。スタート成績(初動3日間)は、前作「同フォールアウト」(最終興収47億2000万円、2018年…
芸能
「東京リベンジャーズ2」は前後編1作の濃縮版にすべきだった/大高宏雄の「映画一直線」
やはり、1本にまとめた方がよかったのではないか。続編が2部作になった「東京リベンジャーズ2」のことだ。その前編「~血のハロウィン編‐運命‐」は4月28日公開。後編「~血のハロウィン編‐決戦‐」は、6月30日から公開された。単純に、興行収入か…
芸能
北村匠海・吉沢亮…見事な見せ場があるのに「東京リベンジャーズ」90分で終了の「製作事情」/大高宏雄の「映画一直線」
これはいくらなんでも短いのではないか。上映時間90分の「東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編─運命─」だ。あっという間に終了した感じがあった。理由は単純だ。前作の大ヒットを受けて、今回は2部作公開になった。その前編である今作は、後編につな…
芸能
これを映画館で見逃したら大損する!「池波正太郎生誕100年」記念作の衝撃/大高宏雄の「映画一直線」
映画館で毎週毎週見る商業映画に、ちょっとがっくりくる日々が続いていた。どれも、期待を大きく裏切っていたからだ。ところが、溜飲を下げる作品があった。「仕掛人・藤枝梅安2」だ。前作の「仕掛人・藤枝梅安」に続く2部作の後編である。心底、ホッとした…
エンタメ
超異色アニメに鳥肌が立った!荒ぶるジャズが観客ワシづかみ/大高宏雄の「映画一直線」
邦画アニメーションの快進撃が止まらない。韓国でも大ヒットしている昨年来の「すずめの戸締まり」や「THEFIRSTSLAMDUNK」などのビッグタイトルの話ではない。今年に入って、全く異色な邦画アニメがヒットしている。プロのジャズプレイヤーを…
カテゴリー: エンタメ
タグ: BLUE GIANT, アニメ, 大高宏雄, 映画