2年連続MVPを狙うエンゼルス・大谷翔平が活躍するメジャーリーグは、約3分の1の試合を消化。そこで、大谷ら9人の日本人メジャー選手の費用対効果を算出すると…。給料泥棒はいったい誰だ!
大谷効果により、日本におけるメジャー観戦の機会が増えている。しかし、実況解説では「OPS」「WHIP」など、プロ野球ファンでも聞きなれない専門用語に出くわし、驚かされることが多い。緻密なデータを駆使するメジャーリーグで、特に重視されているのが「WAR」(Wins Above Replacement)という、チームへの貢献度を表す指標である。
メジャー事情に精通するスポーツジャーナリストの友成那智氏が解説する。
「これは打撃、投球だけでなく守備、走塁などの総合的な成績から算出する指標で、MVPやサイ・ヤング賞の選考基準にもなっています。選手の活躍ぶりを『何万ドルの働き』と現金化することが可能で、1.0ポイントが800万ドル(10億4000万円)の価値だとされています」
ちなみに昨年、リアル二刀流でMVPに輝いた大谷のWARは「9.0」。なんと約93億6000万円の働きであると算定されるのだ。
この「WAR」を使い、サムライメジャー10選手の働きぶりを、発売中の「週刊アサヒ芸能」(6月16日号)がまとめて算出している。はたして費用対効果抜群のコスパリーガーから焦げ付き不良債権のダメジャーまでが浮き彫りとなったのだが、その内容とは…。