社会

「その辞め方ってどうなのよ」スナックママが嘆息するホステスの「仁義なき寿退社」って?

 ホステスやスナック嬢が水商売を上がるとき、結婚を理由にするケースは多い。彼氏にプロポーズされた、太客に水揚げされた、など理由は様々だ。

「うちの店の女の子は、みんな、お客さんと結婚していきました。別に結婚自体は悪いことではないんです。でも、中には『その辞め方はどうなの?』というケースもありましたね」

 そう語るのは都内でスナックを営む40代のママ。ママの年齢が若いため、スタッフの女の子は20代を雇うようにしているという。20代の女性であれば、結婚してスナックを辞める、というのはよくある話なのだろう。ただし、寿退社といっても辞め方によっては人間性が問われることもあるという。

「いちばん困るのは他のお客さんにいっさい連絡もせずに辞める子。スナックなので指名はありませんが、その女の子を気に入って通ってくれるお客さんもいるわけです。同伴でご飯に連れて行ってもらったり、バースデーイベントなどさんざんお世話になったのに、結婚するときに『お世話になりました』の一言もなし。仁義のかけらもないのよ。当然、後から文句を言われるのは私です」

 残された客の気持ちも考えて、立つ鳥跡を濁さずに辞めてほしい、というのがママの本音だ。だが、そんな中でもママが「本当に参りましたね」と語る寿退社があったという。

「私がスナックを始める前から知り合いだった常連のお客さんがいましてね。定期的に来てくれてすごくお世話になっていました。その人と新人の子がいい感じになってしまい、女の子が妊娠したんです。2人は結婚することになり、新人は退社。結婚は喜ばしいことだけど、そのお客さんは結婚を機に店に来なくなってしまった。店としてはこれがいちばん辛いですね」

 新人娘に店の太客を奪われる。店に大きな損失をもたらす寿退社にママが嘆息するのも、無理はないだろう。

(カワノアユミ)

カテゴリー: 社会   タグ: , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    デキる既婚者は使ってる「Cuddle(カドル)-既婚者専用マッチングアプリ」で異性の相談相手をつくるワザ

    Sponsored

    30〜40代、既婚。会社でも肩書が付き、責任のある仕事を担うようになった。周囲からは「落ち着いた」なんて言われる年頃だが、順調に見える既婚者ほど、仕事のプレッシャーや人間関係のストレスを感じながら、発散の場がないまま毎日を過ごしてはいないだ…

    カテゴリー: 特集|タグ: , |

    これから人気急上昇する旅行先は「カンボジア・シェムリアップ」コスパ抜群の現地事情

    2025年の旅行者の動向を予測した「トラベルトレンドレポート2025」を、世界の航空券やホテルなどを比較検索するスカイスキャナージャパン(東京都港区)が発表した。同社が保有する膨大な検索データと、日本人1000人を含む世界2万人を対象にした…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , |

    コレクター急増で価格高騰「セ・パ12球団プロ野球トミカ」は「つば九郎」が希少だった

    大谷翔平が「40-40」の偉業を達成してから、しばらくが経ちました。メジャーリーグで1シーズン中に40本塁打、40盗塁を達成したのは史上5人目の快挙とのこと、特に野球に詳しくない私のような人間でも、凄いことだというのはわかります。ところで、…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
長与千種がカミングアウト「恋愛禁止」を破ったクラッシュ・ギャルズ時代「夜のリング外試合」の相手
2
暴投王・藤浪晋太郎「もうメジャーも日本も難しい」窮地で「バウアーのようにメキシコへ行け」
3
日本と同じ「ずんぐり体型」アルプス山脈地帯に潜む「ヨーロッパ版ツチノコ」は猛毒を吐く
4
侍ジャパン「プレミア12」で際立った広島・坂倉将吾とロッテ・佐藤都志也「決定的な捕手力の差」
5
怒り爆発の高木豊「愚の骨頂!クライマックスなんかもうやめろ!」高田繁に猛反論