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「たけし金言集」殿の読書にまつわる話(2)

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 殿が読まれる本は数学関係の本が圧倒的ですが、その次に科学系の本が来て、そのあとは、歴史関係本やノンフィクション系といった感じになっています。

 17年程前、殿の付き人になってすぐのこと、当時、殿が仕事部屋として使用していたマンションに初めてお邪魔したわたくしは、その部屋の中の様子に少しばかり驚きました。

 一番広いリビングの壁に、バカでかい文字で書かれた、「大化の改新」あたりから「第二次大戦」までの日本の歴史がずらーっと並んだ歴史年表が貼ってあったのです。

 そして本棚にも、山ほどある数学系の本に混じって、「マンガで読む日本史」が全巻きっちり揃ってもいました。以前殿は、“歴史系は弱いから、マンガで読むのがちょうどいい”といったことを、何かのインタビューで語っていたのを知っていたわたくしは、〈本当に実践してんだ〉と、殿の数学だけにとどまらない、“学”に対するまじめさに、大変感心させられたものです。

 次に、殿の独自な読書法を紹介します。

 殿はまず、とにかく同じ内容の本をたくさん買うそうです。例えばアインシュタインの相対性理論の本なら、書店に並んでいる「相対性理論」と書かれた本を片っ端から買いまくるのです。そして、読み始めて飽きたり、難しくなってわからなくなったりすると、その本を読むのは中止。すぐに他の相対性理論について書いてある本を読み出します。で、やっぱり飽きたらその本をあきらめて、また次の新しい本を読み出す。

 殿いわく、本の著者や出版社が変わっても、だいたい同じような内容なのは間違いないというのです。

「表紙が変わると、同じ相対性理論の本でも、また新しい本を読んでる気になって読む気がわくんだよ。そうやって何冊も相対性理論の本を取っ替え引っ替え読んでいくうちに、少しずつだけど理解していくんだ。だから、今でも新しい相対性理論の本なんかが並んでると、とりあえずまた買っちゃうんだ」

“好きなことは根気よく、とことんやる”、殿に限っては何にでも当てはまる持論です。

 ちなみに、わたくし、殿のこの読書法を聞き、すぐに相対性理論の本を3冊ほど購入してチャレンジしたことがあったのですが、まず、本に出てくる漢字が読めず、さらに、出てくる科学的な専門用語もさっぱり理解できず、3冊とも、最初の2ページで断念させていただきました。

 最後に、殿が以前、初めて訪れた超大型書店にて、軽く迷子になった話を書いて、今一回は〆させていただきます。

 その日の殿は、“お初”の超大型書店の前へ着くと、いつもどおり運転手に、「1時間したら迎えにきてくれ」と指示を出して店へと入ったのですが、買い物を済ませ、出口に向かう途中で迷子状態になってしまったようで、結局、運転手と待ち合わせた場所に時間になっても辿りつけず、待ち合わせをした場所とはまったく違う場所から外へ出たあげく、自分1人でタクシーに乗って帰ってきてしまったのです。

 当然、運転手は、時間になっても戻ってこない殿を心配して、軽くパニックになり、諸々と大変だったそうです。が、後日殿は、

「外へ出たら俺の車がどこにも見当たらねーから、しょうがねーから自分で勝手に帰ってきたよ。あの野郎(運転手ね)、どっかでサボッてやがったな!」

 と、“俺がどこに出ようと、そこへ迎えにこなかった、運転手が悪い”といった、殿独自の方程式による、“とにかく俺は悪くない”といった主張を、しっかり炸裂されていました。

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