さすがIT企業の迅速な対応で、「ミス」をカバーした。横浜DeNAは2月17日、球団公式Xで、自軍の発言についてお詫びした。
2月17日の中日との練習試合中、相手打者の村松開人が負傷したにもかかわらず、DeNAナインが自軍選手に「ナイスヒット!」と声掛けしたものが広まった。Xでは、
〈村松選手の状況が不明瞭な中で誤解を招くような声掛けとなっておりました。今後は状況に応じた声掛けをするように気をつけて参ります〉
としている。セ・リーグ球団のスタッフは、
「ここ数年、SNSでは選手の場違いな声掛け、煽りでたびたび炎上を招いている。ヤクルトは阪神との野次合戦を繰り広げたり、田口麗人が死球を与えたのに『勝利の舞』を披露したり。ただ、声掛けについては中継音声技術が上がったことで、ベンチ内の声がテレビ中継で丸聞こえになってしまった経緯もある」
今回はSNSで中日ファンがナイスヒットを「ラッキー」と取り違えていたことがきっかけとなり、騒動が起こった。
「先日、中日がファンの書き込みに反応して『#雑音』とハッシュタグをつけてひと悶着ありましたが、SNSの運用方法、声掛けのガイドラインを決めないと収拾がつかなくなっている」(前出・セ球団スタッフ)
世知辛い世の中になったものだ。