宮崎・日南でキャンプを展開中の広島カープ。2月半ばまでは選手は同地で汗を流した後、1軍は沖縄へ移動するが、ちょっとした「異変」が生じている。
「新井貴浩監督がとにかく『ヤル気』なんです」
と明かすのは、さる球団OBだ。一体どういうことなのか聞いてみると、
「去年のシーズン終盤までセ・リーグ首位に立って、2018年以来のリーグ優勝できるチャンスだったのに、そこから9月は20敗して大失速。ファンの間では『新井が戦犯じゃないのか』と大批判が飛び交った。それを反省してか、今年は猛烈な練習量を選手に課して、しごいているのです」
かつてのカープは「鬼軍曹」大下剛史氏のようなヘッドコーチが走攻守すべて手を抜かずに全力で練習させて、キャンプ終盤になると故障者だらけになる…と目もあてられない惨状が広がった。
「新井監督もその時代を経験しており、悲惨な目には遭いたくないと、近年は改革を断行していたはずなのですが…。早くも『3月のオープン戦でケガしそう』と弱音を吐く選手がいる。悪い予感が当たらなければいいんですけどね」(スポーツ紙デスク)
新たな迷走の始まりにならなきゃいいが。