バスケットボール男子日本代表のトム・ホーバス監督が、NBAの八村塁が繰り返し批判発言をしていることに「残念です」と初めて言及した。
八村は昨年11月にホーバス監督の続投が決まるや否や、
「僕としては残念。練習やミーティングが世界レベルではない」
などと痛烈に批判した。慌てて日本バスケットボール協会関係者が火消しに走ったがあとの祭りで、その後もネガティブコメントを残している。
ホーバス監督はこの件で八村とは話していないといい、
「まぁ残念だよ。いろんな意見がある。(現在実施中の)合宿ではいいチームを作る」
そう言うと、協会サイドが八村関連の質問をさえぎった。バスケットボール関係者が肩を落とす。
「協会は八村担当の窓口を設けてなんとか対処しようとしていますが、ホーバス監督の対応を見る限り、完全に溝は深まっている。2028年のロサンゼルス五輪は『八村外し』となるのではないか。日本代表にとっても本人にとっても、大きな損失になる」
一方で、別のバスケットボール関係者が言うには、
「昨夏のパリ五輪前から、八村の代理人が相当に強気で対応を求めてきたことはある。ホーバス監督からすれば『輪を乱すヤツは不要』とメッセージを送ったも同然。間に誰かが入って仲裁しないと、手遅れになってしまう」
解決にはほど遠いようである。